CM野郎と同じ本の中に掲載されている。
おそらく、ギャグマンガくくりなのだろう。
でも、CM野郎の最後みたいに、見た目はギャグマンガだけど、オチが怖いのだ。
体に似合わない荷物を持った男。
すれ違う人々、女性達ばかりなのだが冷やかしていく。
気にしない感じの男。
その男が運んでいたのは、胸にナイフが刺さったままの女だった(汗)。
それを崖へ捨てに運んでいただけなのだった。
トランクに死体を隠して運ぶなんて、ニュースでたまに見かけるじゃないですか。
みんなそんなところに、死体が隠れてるなんて思わないから、隠し通せるわけ。
今頃は、防犯カメラとかあるから、振り替えることは出来るけれど。
ちょっと背筋が寒くなるお話である。
小学館「週刊少年サンデー」1970年頃・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「CM野郎」から)
話変わって、荷物といえばである。
先日母が、一人で入院するため、タクシーを呼んだそうである。
するとタクシーの運転手に「どこが悪いんですか?」と聞かれたそうな。
たくさんの荷物を一人で抱え、エッチラオッチラ運んでいたためだった。
実際、持っていかなくていいものまで持っていってて、退院の時運ぶのが大変で、母に呆れてぼやいてたら、後ろで看護師さんが苦笑してた。
それでも入院中、後から足りないものがあると連絡があり、お見舞いの時に持っていったりもしたのだが。
マンガみたいなお話である(汗)。