009ノ1⑤-6 | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

《指令No.36 火星将軍》

火星から飛び立った宇宙船で無事帰還したのは、将軍と称号を与えられた探険隊隊長のみだった。


だが、入院していた病院から突如姿を消した。


その頃、009ノ1ことミレーヌは恋人とスキーを楽しんでいた。


それぞれコースを別に、山小屋で落ち合う約束をしていた。


だが、彼は現れなかった。


捜索に出掛けたミレーヌたちだったが、冬山なのに衣服だけを発見し、不思議がる。


山小屋へ再び向かうと、そこにも他の人々の衣服だけが残されていた。


これはおかしい。


ミレーヌは、武器をさがしに他のメンバーと別れた。


そこで悲鳴が聞こえる。


裸の人々か、心あらずで外から戻って来たのだ。


どうやら将軍の仕業らしい。


裸の将軍は、ミレーヌの恋人も巻き込んで死こそ美しいと言って、それを実践しようとしていると言うのだ。


「死ね、地球人」


と将軍が言うので火星人の仕業なのか?とミレーヌは疑うが。


ミレーヌの銃は、裸の人々の足に全て命中した。


だが、元々彼らは凍りついて死んでいたのだ。


火星の菌が、ゾンビのように体を動かしていたというが、話も出来たというのか(汗)。


とにかく持ち込み厳禁の代物のようだ。


火星開発の際は十分注意せよという、石ノ森章太郎先生のメッセージかもしれない!


双葉社「週刊漫画アクション」1970年1月15日号・初出。


(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「009ノ1(5)」から)