009ノ1⑤-5 | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

《指令No.36 花と竜》

タイトルから何を思い浮かべるだろうか。


アレかな?←優勝じゃないよ(笑)。


始まりは任侠映画のようである。


←実際、石原裕次郎さんの作品に同じタイトルがあるようだ。


ヤクザの皆さんが賭け事をして、代理だという男にきれいに負けるのである。


ところが、その男は真っ赤な偽者。


お金をたんまり手に入れた男は、手の包帯に隠した武器でたくさんの相手を倒すのである。


そこに車でやってきた009ノ1。


通りすがりのカメラマンだと名乗り、彼を乗せその場から逃げるのである。


男が指定した場所は、駅近く。


家には妻らしき女がいて、男は帰るとすぐに引っ越す用意をしろという。


女は全て自分のせいだというが、男はヤクザに憂さ晴らししただけだという。


再び、集団に囲まれる男女。


そこに助っ人として現れたのは、009ノ1。


実は、彼女が用があるのは女のほうだったのだ。


女はかつて、009ノ1の仲間の男の女だった。


そして、情報を彼女に託した可能性があるのだという。


その情報とは、「花と竜」。


彼女が眠っている間に彫られたイレズミだ。


肝心なその内容については、ここでは触れられていない(汗)。


彼女にとっては、過去の男の大事な“愛のしるし”だったのかもしれないが。


(そういえば石ノ森章太郎作品で、子どもの背中に設計図を焼き付けた話あったなぁ…。太陽の光で浮かび上がるって)


双葉社「週刊漫画アクション」1970年1月15日号・初出。


(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「009ノ1(5)」から)