《指令No.31 走る五人》
とある博士を亡命させるため、009ノ1含め五人の精鋭が集められた。
だが、そのなかに二重スパイが存在することを見越していた。
009ノ1の偽者が狙われる。←彼女は敵に知られすぎたスパイ、わざと彼女が採用されていたのだ。
敵に安心させ、隙を伺うのだ。
変身のうまい男がいる。
軽業師だという猿のような顔のモンキー・パンチもいる。
(ルパン三世の作者と同じ名前にしているのは、わざとか?)。
敵のボス好みの男色家もいる(汗)。
爆弾作りの達人も、必須だろう。
はじめのうち、あきらめのため消極的だった博士も、次第に自らが作ったミサイルのなかに忍び込むスペースを作ったものを1つ用意していたものを提案する。
2人乗り用だというが、ほんとは妻と逃げるつもりだったらしい。
しかし、妻には亡命することを密告され裏切られてしまったという。
←それが彼女自身の意志だと悲しすぎるが。
何人かの犠牲はあったが、こうして009ノ1は助かった。
だが、博士が助かったと描かれていないのが少し気になる…。
おそらく略しているのだと思うが。
双葉社「週刊漫画アクション」1969年11月13日号・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「009ノ1(5)」から)