009ノ1③-6 | ネムリ・モヤのブログ

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《指令No.21 復讐》

ここも復讐か(笑)。


たくさんの武器を持つと呼ばれた敵側のスパイ。


009ノ1は、お色気作戦で相手を裸にする事に成功する。


あとは、マイクロフィルムを奪うだけですむと思われた。


だが、009ノ1が胸が銃がわりになると同様、相手も指先から弾を出すことが出来たのだ。


しかし、009ノ1の方が優秀だったため、あえなく相手は敗れる。


マイクロフィルムは、足のかかとに埋め込まれていると本人の告白通りであった。


1年後、しつこく009ノ1に言い寄るイケメンが現れた。


相手がスパイかも?と思いながらも、押しに負けて、ドライブに出かける。


人があまりいなそうな森のなかで、相手は009ノ1を襲った。


彼が変装を解いた顔は、1か月前に死んだはずのスパイ。


実は彼は双子の弟だったのだ。


生まれつき両腕のなかった彼のために、少しでも気持ちが楽になるように片腕を提供した、利口な兄だという。


009ノ1は腕を縛られ、頼みの胸は鋼鉄のブラを付けられ、戦闘不能かと思われた。


あとは兄のかたきをうつだけ。


弟の腕は、兄同様指先が銃になっていた。


009ノ1は、靴の先端から毒針を発射し男の目に命中させてしまう。


だが、彼は兄と違いしがないサラリーマン。


腕の銃をうまく扱うことが出来なかったのだ。


復讐ならず、息絶えた(汗)。


せっかくもらった腕のもったいない使い方…。


(仮面ライダーアギトに出てくるアナザーアギトの木野薫を思い出したことはご内密に…(笑))


双葉社「週刊漫画アクション」1969年4月10日号・初出。


(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「009ノ1(3)」から)