ストレンジャー②-1 | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

婚約者リリスと出掛けた先は子宮殿だった(汗)。


かなり刺激的な名前だが宮殿にはちがいない。


子の宮殿、確かにそうだろう。


中に入れるのは亜星(アントライオン)、M(男)だけらしい。


そこには、裸の女性がたくさんいてハーレムのようであるが、その中の女王に気に入られるかどうか?


だが、アントライオンは対象として良すぎたらしい。


女王の夫、つまり王が嫉妬してしまったらしい。


←というか元々は管理する立場だったというが、好きになってしまったらしい。


夫はコンピューター、妻はアンドロイドだという。


ここは、男から種を搾取する場所で、用済みのMはその後、殺されるはずだったのだ。


だが、女王はお逃げなさいと、出口に案内した。


アダムとイブの世界がかつて火星にはあって、愛し合うことが当たり前になって、行為よりも別の快楽を人は見つけてしまったという。


そのため、子どもがあまり生まれなくなってしまったし、ここに来るものもいなくなった…。


←なんだか、今の世界にかぶるような気がしますが。


そのために作った宮殿だったが、久しぶりの訪問者は、殺すにはもったいない男、亜星だったため、異変が起こってしまったのだ。


火星人の人口も減っているのだろうか。



秋田書店「プレイコミック」1977年1月13日号・初出。


(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「ストレンジャー(2)」から)