第4話より。
城戸真司は、秋山蓮が契約しているモンスター、ダークウイング(コウモリ)に人間を襲わせていると考えた。
口数の少ない秋山蓮は、城戸真司の考えに否定も肯定もしなかった。
城戸のOREジャーナルの同僚、レイコも小学校に訪れたが、別の場所で行方不明になった教師のことについて調べに来たらしい。
この小学校は、元々処刑場の跡地だった。
そんな学校の怪談が、怖い体験をした原因だと少女たちは思っていた。
秋山蓮について、信用ならないと神崎優衣に直訴するが、彼についてなにも知らないのに言える立場にないことを悟らされる。
少なくとも蓮は、何かのために戦っている。
それを感じさせるものが、秋山蓮の首に掛けていたネックレスだ。
女性ものの指輪がぶら下がっていたのだ。
それを城戸真司に見られたときの動揺は、明らかである。
小学校に現れるレイヨウのようなモンスター。
移動スピードが速いから、城戸真司が感知出来なかったのは仕方がなかった。
ようやく、秋山蓮への誤解がとけるのである。