第49話より。
アギトは、バーニングフォームで風のエルに挑むも、圧倒的な強さでやられてしまう。
倒れていた津上翔一は、力をふりしぼりバイクに向かう。
約束をしていたカナに会いに行くためだ。
一方、同じようにやられていた葦原涼も、リナに会うために目覚め、立ち上がるのだった。
時間の遅れは仕方がなかった。
素直に謝ればいいのだ。
葦原涼は、大人のバイクの走りを教えてあげると約束していた為、ツーリングを始めるのだった。
だが、体の痛みに耐えかねてバイクから落ち、倒れてしまう。
一方、津上翔一はカナの料理の味見をしてやり、もう一度シェフからチャンスをもらえるように仕向ける。
だが、こちらも安心したところで体が悲鳴をあげてしまう。
その頃、さそり座の星たちは、アンタレス以外も移動を始め十字架のような形を作り始めた。
さそり座の人間がドッペルゲンガー(自分によく似た人間を見かけてしまう)を経験し自殺している事を氷川誠もつかんでいた。
警視庁では、北條刑事の持論が物議をかもし出していた。
アギトは、人間にとって驚異をもたらすものかもしれない。
やがて敵対するようになるだろうと。
そのためにもアギトになる人間を襲うアンノウンの存在も必要であると。
美杉家は、津上翔一と会うことは我慢していた。
一人立ちを応援するためだという。
それでも、津上翔一の菜園は約束通り真魚ちゃんが世話を続けていた。
その頃、津上翔一はアパートのベッドで休んでいた。
カナが見舞いにやってきて、手作り弁当を持参してみせた。
そこでカナの父親が、アンノウンが関わっている不可能犯罪で亡くなった事を知るのだった。
一方、葦原涼もリナに料理をごちそうになっていた。
そこでリナが、さそり座の生まれだと知るのである。
二人の彼女に何か起こる気配を感じる。
また、カナは小さなミスを起こし、シェフに叱られる。
何か異様な揺れが生じるのだが、何もなかったかのように津上翔一のバイクに乗せてもらうカナ。
再びアンノウンが動き始めた。
地のエル(ライオン)らしい。
カナをアパートに送り届けて、現場に向かうとG3-XとG3マイルドが立ちはだかっていた。
まさかアギトを?