シバとヒトは、本物の神を遠い島に見つけ出した。
大きな人の形をした乗り物に乗っていた神と名乗る男は、とても長生きする一族なのだそうだ。
シバとヒトの前で、イヌの世界の成り立ち、ヒトの出生の秘密が暴露された。
人の世界は、自然を支配しようとして滅んだという。
ならば、まだ大丈夫なのか?
それでも、現在異常気象は起こっているわけで。
イヌたちに世界を託したことで、ヒトとは違う不具合もあるようだ。
長生きすることは、孤独なものらしい(汗)。
小学館「週刊少年サンデー」1977年頃・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「THE DOG WORLD(3)」から)