THE DOG WORLD~第四章 犬の世界~ | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

かつては、四つ足で気になるものを本能のまま、追いかけまわしていた犬たち。


それが恥ずかしいことと教えたのは、スフィンクスのような神の仕業なのだろうか?


町では、兵器工場の煙で空気が汚れてしまっていた。


その兵器で、兵士と剣士が戦争を始めていた。


これを止めなければならない!


シバとヒトは、「シリウスの双つ星」と名乗り、工場を爆破するのだった。


神の狙いは、この世の犬の絶滅なのか?


戦い合う剣士と兵士が戦うだけではすまないのは、事実だ。


やはり、犬の世界にしておくのは、正解かもしれない。


反戦は、真正面からは直接過ぎて表現するのは、難しい。



小学館「週刊少年サンデー」1976年頃・初出。


(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「THE DOG WORLD(2)」から)