《帰ってきた赤ちゃん》
夏の暑い夜の事。
若い夫婦が赤ちゃんを持て余していました。
赤ちゃんはおなかをすかせて泣いていましたが、ミルク代は夫が酒代に変えてしまいました。
妻は暑くて何もするきになれないみたい(汗)。
ついに夫は、赤ちゃんを路上に捨ててしまったのです。
そこにエッちゃんとブクが通りがかりました。
エッちゃんは、赤ちゃんの言葉も理解することができました。
泣き止まない赤ちゃんのために、エッちゃんはブクにお乳を出させました。
←オスですし犬ですし(汗)。
エッちゃんは、両親のもとに赤ちゃんを届けることにしました。
ただし、また捨てないように赤ちゃんにしゃべらせることにしました。
今度捨てたら乳牛とニワトリにすると。
赤ちゃんからの直接の言葉は、効き目がありそうです。
ちなみに乳牛は乳を出すからということですが、ニワトリはニワトリウイスキー(サントリーのこと?)から来ているようです。
赤ちゃんを育てるというのは、それだけ責任のある事だということ。
ペットもしかりだなと思いました。
講談社「週刊少女フレンド」1971年頃・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「さるとびエッちゃん(4)」から)