時代設定は、第二次世界対戦敗戦後のようである。
家族を失った子どもたちが、一丁のコルトを拾ったのだが、そのコルトはいわくつきのものだったという。
悲劇をもたらすコルトとは?
事情を知っている軍人で、ラッパ吹きのアメリカ人は子どもたちから、物騒なものを取り上げ、トランペットをプレゼントする。
武器を持っているだけで、いいことはないのは確かだと思う。
それより音楽を楽しんでいる方がはるかに平和である。
少年画報社『週刊少年キング』1968年第35号・初出。
(講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より「THE シークレットMAN」から「コルト・サラマンダー GIコルト」を読んで)