(創作)ウォーミングアップ | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

我々のインタビューに、彼は正直に答えてくれた。

「相手は、小さいやつらだ。

構うことはない。

だが、集団でぶつかってこられるとこちらもたまったものじゃない。

落ち着いてもらっても困る。

才能を開花して、下手したら私より大きな姿に変わるのだ。

ツリーハウスと決め込んで、住んでやってもいい。

だが、以前それをして失敗をした。

根元から斧で切られてまっさかさまだ。

大事な宝も地上に落ち、人間たちのものになってしまった。

立ち向かえるなら、来るがいい。

私も、マメは食べられるだけの運命ではないと信じている。

年の数だけ、食べてやってもいいがそろそろおなかの限界だ。

逃げてやってもいい。

やりがいがそれで生まれるなら。

こちらの運動不足も解消されるからな。

そろそろ、準備をしなくてはなるまい。

オニとしてのプライドも許さないからな」

最後に、我々と握手をしてくれたが、これから始まるイベントへの緊張のせいか汗で濡れていた。(終わり)