久しぶりの石ノ森章太郎氏のマンガである。
なんせ5冊もあったもんだから(汗)。
仮面ライダーブラックは、リアルタイムで見ているし、原作を読んだこともある。
とはいえ、何度見ても、ラストの「オレは、誰なんだ!」というシーンは頭にこびりついて離れない。
とにかく、テレビ作品も原作もとてもハードである。
この作品を読んでいるから、他のドラマや映画で原作が違っても免疫ができていると言っても過言ではない。
はじめから、これは映像化できないだろうと思わせるような、世界各地を渡り歩き謎に遭遇する。
人物設定などは、ほぼ同じだが運命みたいなものが違うのである。
伝説や神話が、作り話ではなくちゃんと根拠があるのではないか?
そうかもしれない(汗)。
南光太郎と兄弟と同様に育った信彦の変身後の姿は、かなり度肝を抜かれたのは間違いない。
小学館『週刊少年サンデー』
1987年9月22日第41号~1988年11月23日第50号 初出。
(講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より「仮面ライダーBlack」1~5を読んで)