大江戸医聞 十八文 | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

ふうー、手こずりました。

なんせ3冊!(たかが3冊とあなどるなかれ、マンガを読みなれていない人にとっては、大変なのでアール。)

前回の「オーとうちゃん」と同様、医者で頭が坊主で腕っぷしが強いのだが、今回は時代背景が違っていた。

長田徳本という、実在した名医。

牛の上に乗り、医者自身が自分を安い値段で売り込む。

なかなか出来ることではない。

患者とは、医者のところまで行かなければならないという常識。

だけど、患者とは本来、動けない者もいるものである。

目に見える病もあれば、目に見えない病もある。

様々な病気に真摯に向かう姿は、かっこいいがやはり彼も男である。

女性を意識しつつ、酒も愛す。

養女も可愛がりながら、弟子にはちゃんと医術を教えているのか?

心得的なものなのか?

そんな人間くさい医者の物語でした。

現代において、こういう医者がいるのか、こういう医者がいてもいいのではないか?(汗)

そんな思いも伝わってきました。

日本文芸社『カスタムコミック』、同社『週刊漫画ゴラク』

1980年12月~1983年8月あたりにそれぞれ掲載されてたもの(掲載されてない月はあるがややこしいので今回は省略)。


(講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より『大江戸医聞 十八文』1~3を読んで)