決して、漫画家 園山俊二さんの「ガタピシ」ではありません。
でも、あっちの方が有名なんで、ついつい犬が主人公だと思ってしまいました。
でも、犬が出てくるんですよね(汗)。
飼い主のあだ名が「ガタピシくん」らしいです。
なんでも、壊れていたら自分で直してしまおうとする男の子です。
なんでも、お金を払って何とかしようとする人より、ずっと経済観念がしっかりした少年です。
しかし、それが力量とともなわないというのは、いかがなものか?(笑)
最後には、犬小屋を直そうとしたガタピシくんに、見切りをつけて犬は出ていきます(汗)。
人間だって、欠陥住宅に住みたくありませんものね!(笑)
ガタピシっていうのは、人間関係がうまくいっていないこともいうらしいのですが本来は、家具や建物がうまくはまっていない音を表した言葉という。
でも、ある意味少年自身も、壊れていますよね…(汗)。
やっぱり、園山俊二さんのガタピシを意識しているようなしていないような?(笑)
追記…しかし、園山氏のガタピシが出てくる「ペエスケ」はこの作品より10年以上後の作品でした(汗)。
1962年 小学館『小学四年生』9月号
初出。
(講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より『あかんべぇ天使』から「ガタピシくん」を読んで)