『青い月の夜』中の短編の一つ。
これも、講談社『少女クラブ』で掲載された作品で、1960年正月増大号ということで、少し長めの作品である。
それにしても、読者層が少女たちということで、出てくるキャラクターが可愛らしい。
主役にあたる漫画家とその妹は、二頭身? とても若くてハンサムで、石ノ森章太郎さんとは、違うような?(笑)
そういえば、石ノ森章太郎さんには、お姉さんがいただろうか。
調べてみると、妹や弟もいるんですね。
兄弟多い時代なんだなあ。
オープニングの雪の妖精の話だけでも、話は成立するけれど、ちょっと原稿が足らなかったのかな?(汗)
漫画家が言うには、昔話をそのまま漫画として使うのはよくない、少しアレンジしなければ…ということなんですが。
私も、ショートショートで昔話を利用してしまいますが、やはりオリジナルにはかないませんってことですね(笑)。
耳がいたーい…でも、結構、石ノ森章太郎さんも、昔話をアレンジした作品を書いてるような?(汗)
自虐的な漫画なのかもしれません。
そうそう、漫画というより、描き方が絵日記みたいなところもあって、読み手も遊べるかな?
(講談社『石ノ森章太郎 デジタル大全』より『青い月の夜』中の「雪の日に」を読んで)