久しぶりにとても嬉しい気分です。副大統領候補討論会でのハリス上院議員の様子に感銘を受けました。ハリス氏のほうが、発言の内容でも表情や仕草などの非言語的アピールでも優勢だったと思います。彼女は自分が語る言葉を信じていましたし、その言葉が少なからぬ人々に届くことを信じていました。ペンス氏も悪いとは言えないにせよ、凡庸な印象が否めません。彼のほうがだらだらと話を続けて、司会者から制止されることが多かったですし。(この討論会の司会者も素晴らしい仕事ぶりでした。)

 2016年の大統領選の際に、ヒラリーさんの話し方が少し残念だなと感じたことを思い出します。人間としての深みや懐の深さを印象付ける話し方をもう少し意識する必要が有るように思ったので。総合的な能力では明らかに圧倒的に上回っていたヒラリーさんへの支持が今一つ伸びなかったのは、単に女性蔑視のせいだけではないでしょう。(もちろん、「女が大統領なんてとんでもない」「クロの次が女だなんて冗談じゃない」という偏見にかなり足を引っ張られたのは間違いないのですが。)

 

 追記  字幕があれば、ほぼ同時に理解出来ますが、英語音声だけだとそうは行きません。大体の発言内容が解っている状態で録画を繰り返して見て、やっと聞き取れるくらいです。それでも話す際の声の抑揚や高低、間の取り方などはとても多くの情報を与えてくれますね。