少し前にテレビのNHKでアニメになった漫画「映像研には手をだすな!」。

これまでに8集まで出ている。次の新刊、9集がもうすぐ出版されるようだ。

作者の大童澄瞳さんのXで言っていた。Youtubeでも表紙を作成している様子をライブで流していた。

今年春には出る予定とされていたが、春を過ぎ夏も終わり秋への気配が漂うこのごろ、、。

ついについに待ちに待った新刊がついに!!発売される!!

楽しみで楽しみでたまらない。

 

そんな漫画「映像研には手をだすな!」の魅力とは何だろう。

 

とにかく、何回読んでも読んでも、また読みたくなる。そんな漫画だ。

書き込みがすごい。特にメカとか設定図とかの細かい絵はすごい。

私はこの漫画で、設定からアニメを書くということを知った。

主人公たちは女子高校生で、部活動としてアニメを作っている。「映像研究同好会」略して映像研と呼ばれる。主人公の浅草さんはとにかく天才で設定の絵がめちゃくちゃ上手い。

 

初めて読んだとき、なんて女子高生らしくない子たちなんだろうと思った。

恋愛は一切でてこないし、あんまり女の子女の子していない。

水崎氏はモデルもやってるから、ひとりだけちがう。

あとの子たちはみんなすごくさっぱりしている。

そこもまた、新鮮だった。

本当は主人公を男の子にしたかったのかな?

読者が増えないからあえて女の子を主人公にしたのか?

そこはわからないけど、メカや設定などアニメにも詳しくない私が読めたのも、主人公が女の子であったから。

 

もともと私がこの「映像研には…」を知ったのは、アニメが先か漫画が先かというとアニメが先だったような。

NHKでアニメが放送される、と小説家の吉本ばななさんがツイッターでつぶやかれていて、それがきっかけで見たのだった。(私はばななさんのファンだから)

そしたらすごくおもしろくて。それで原作の漫画も買って読んでみた。その流れだったような。

 

「映像研には…」の魅力を書くのは難しい。なんだかすごく玄人向けな感じがするから。この漫画自体が。

クリエーションが仕事の人が読むとすごく刺さるんだろうなという、セリフがいっぱい出てくる。

出てくる女の子たちがみんなかっこいいのだ。

私は何も仕事にしてないし、アニメにも漫画にも詳しくない。だから、どこまでこの漫画がすごいのか多分表面でしかわかってないんじゃないかという気がしている。

それでも、この漫画は面白い。素人にも面白さがわかる楽しい世界なのだ。

 

主人公の浅草さんが「設定が命!」と言っているが、私は今まで漫画やアニメでは登場人物など「人」にしか注目していなかった。だからとても新鮮だった。設定に命をかけてる女の子がいるなんて!と。

「設定」という世界があるのかと衝撃を受けた。

世界観をゼロから作り上げるってやっぱりすごい才能だ。浅草さんは天才!

ただ、ちょっとその世界が異次元過ぎて話についていけない、完全に理解できていないなーとも感じる。

でも、本当のクリエイティブってそういう突出したものであるんだろうな。

主人公たちは高校生ではあるが、もはやもう❝職人❞さんという感じ。

みんな、かっこいい。レベル高くてすごい。

主人公たちを女の子にしたのは、すごくよかったと思う。メカとか設定とか全くわからない私でも、この世界に入れたのは女の子たちが出ていたから入りやすかったのもある。

 

「映像研には手をだすな!」は一言で言ってしまえば、女子高生たちがアニメを作っていくお話だ。その作っていく過程がとてもかっこいい。ただひたすら、作りたいアニメ、描きたいアニメを追求していくところがなんか、いい。

ひたむきで一生懸命で。

私も同じ志を持った同士たちと、何かを作りたい。そう思わせてくれる漫画だ。

 

新刊を心より楽しみにしています。