と、そんなこんなで、食事会も日付けが変わる頃。
イケメン専務は、レジでお会計をしている間
終電を逃したくないスタッフは、スマホで電車の時間を見て、お店の外でワイワイ話している。
私はタクシーで帰りたいので、店員さんにタクシーを呼んで下さいと声を掛けた。
すると、会計をしていたはずの専務が、私のほうをチラッと見て
貴女はタクシーですよね?
なら、時間はまだ大丈夫なはず。
少し僕と待ってて下さい。
はい。。
何言われるんか、、
早く帰りたい(-。-;
会計が終わり、専務もお店の外へ
すると、
お店の外で、スタッフが、専務に
今日も、
ご馳走様です!!
みなさん、明日もよろしく!
気をつけて帰るように。。
すると、専務が私の横にピタッと付く。
スタッフの視線が、私と専務に向く。
みんなの視線が痛い、痛い。
なぜ、専務は、私の横にくっついてくる?
早く帰りたい😭
僕は、彼女に少し話があります。
気をつけて帰ってください。
さくらさん、あちらに行きましょう。
専務に
引っ張られるように、私は、
薄暗い道路脇へ連れて行かれた。
私達以外、人は見当たらない。
専務は、身体を伸ばして、
スタッフが角を曲がり、彼らの姿が見えなくなるまで、ずっと見届けている。
なんなんだ。。
これ
この、空気。。
聞かれたら、見られたら、
ダメな話でもされるのか、、
もう、。
隣に立つだけで、謝りたくなるくらいのイケメン。。スラっとして、服装も、完璧。
王子様のような男性。。
話し方も、一言一言を選ぶかのように、
品の良い、柔らかい言葉を使う方。
でも、
わたし、整いすぎた男性、、正直、
苦手なんです。
御免なさい😭と言って帰りたくてたまらない。
心臓がバクバク音を立てる。