2巻目は、元寇以前のモンゴルと日本それぞれの動きが描かれています。
元寇はまだまだのようですが、両国のの国内事情がやがて元寇への伏線となっていくのでしょう。
・南宋への親征を企てるモンゴル皇帝・モンケ
・不穏な気配を察し大型船の建造を命じる鎌倉の執権・北条時頼
・商人、船乗り、武士と様々な顔を持つ陸奥の安東(木作)重安
・モンゴル、日本に双方に利する働きをするタケル
そして祖父チンギス・カンの行動力と思考力を受け継ぐクビライは、皇帝である兄モンケよりも器量があることがうかがえます。
また木作重安とタケルの二人のから好意を寄せられる佐志将監の姪・満子の台詞 「私が欲しければ奪い取ればいいのです。選んでくれとしか言えないのは、二人とも腰抜けです。殺し合って勝って、私を奪う。女が求めるものを、二人ともわかっていません」 から、満子もまた大きな器の人物であることが伝わってきます。
登場人物がそれぞれ魅力的で、各人物だけで一冊書けるのではないかと思うほど。読んでいて飽きさせません。ただし、実際の元寇(蒙古襲来)はまだ先のようです。モンゴルと日本、それぞれの成熟と体制整備の過程を楽しみに読み進めたいと思います。今後の展開と登場人物の成長を楽しみにしています。
