現在の生涯未婚率は、男性28%、女性18%という驚くべき数字に達しています。
そんな時代にあって、おでん屋「めぐみ食堂」は“婚活パワースポット”として知られ、今巻でも新たに2組のカップルが誕生します。
イケメン社長・藤原海斗が高校の同級生を連れて店を訪れる場面から始まります。
・太田忠吾:焼き鳥店「おおた」の経営者
・南条文明:広告代理店勤務のイケメン
真剣に結婚を考えるなら、AIを活用した結婚相談所が選択肢となります。しかし、そこで生じる疑問や悩みを「めぐみ食堂」で語り合うことで、前向きな気持ちになれるようです。美味しい食事とお酒を囲みながら、人と会話することでアドバイスを得たり、自分の考えを整理したり、背中を押してもらえたりする――そんな場面が描かれています。
さらに時事ネタとして、恵の母が通う太極拳教室での出来事も登場します。一人の生徒が他の生徒に詐欺まがいの高額商品を売りつけるという話で、高齢世代においても警戒心を忘れてはならないことが示されています。
「めぐみ食堂」はおでん屋でありながら、お洒落で美味しい料理とお酒を提供し、レシピや社会問題などの時事ネタも盛り込まれていて、最後まで一気に読み進められます。物語の結末では、二人の女性が自身を守りたいがためについた嘘と想いを、決してイケメンではない太田忠吾が誠実に受け止めることで締めくくられます。
「好きになる人と、一緒に暮らして幸せになれる人は違うんだ」
