上杉討伐へ向かうところから、小山評定そして福島正則・池田輝政らの岐阜城攻めが描かれています。

 

福島・池田ら東軍の岐阜城攻めは、他の小説では2,3行くらいで、いとも簡単なように描かれることが多いですが、実際の木曽川越えや岐阜城の攻城は大変だったようです。また福島正則の喧嘩っ早い態度や口調よりも本多忠勝の方が癖が強かったように描かれています。しかも三河弁丸出しで、かつ汚い言葉で。

 

しかも細かいのですが、兵糧の用意とか、弾丸除けの竹束、弾薬・火薬の用意、その運搬がいかに大変だったかがよくわかります。自分たちで調達・運搬するしかないんですもんね。

 

また小山評定のあと、上杉家家老の直江兼続が家康の居る宇都宮城へ。釈明と降参とのこと。上杉家中が強硬派・穏健派に割れかねない様子。兼続が家康の元へ来るなんてあったのかなぁ。新たな史実が出てきたのかなぁ。ただ兼続らしからぬ軽率な行動のように思えますが…。

 

また家康は、徳川軍・豊臣軍と呼ばず、東軍・西軍と呼んだ理由が書かれており、こちらはそうだよねと納得しました。

 

16巻は「関ヶ原-中」ですが、まだまだ関ヶ原前夜ですね。家康もまだ到着していませんし。次巻はいよいよ関ヶ原の戦いでしょうか。茂兵衛がなにをさせられるのか楽しみです。