居酒屋ぜんやの花暦シリーズの第8弾。
桝川屋の若旦那で11歳の千寿に求婚されたお花に対し、お花を妹のように可愛がっていた熊吉の心が揺れていきます。またお妙さんの出産にあたり、役に立たない只次郎が滑稽に描かれています。人柄はいいんですけど。
お花も17歳になり、ぜんやの女将を目指すと公言し、天性の味覚を研ぎ澄まし、おっとりしながらもひとつひとつ仕事を覚えていきます。何よりも気が利くようになってきました。お産に立ち会っている産婆さんやご近所さんたちに食事を振舞おうとするんです。皆の喜ぶ顔を思い浮かべながら。これって物凄い成長ですし、ぜんやの居心地のよさでしょうか、環境が人を育んでいるようで、嬉しくなってしまいます。
いつものメンバーといつもの設定に少しずつ変化があって。このシリーズ、やっぱり好きです。お妙さんの産後の肥立ちが心配ですが、只次郎・お妙さんの赤ちゃんへの育児も楽しみになりました。
