洋菓子店「月と私」は、

・パティシエの三田村糖花

・ストーリーテラーの語部九十九(かたりべつくも)に加え、

・糖花の妹で高校生の麦、

・超進学校に入学したもののワクワク感がないと中退しパティシエを目指す星住郁斗

さらに彼らの知人やお客様に支えられています。

 

2巻目の今回は、元ソムリエで絢辻はるか(男性)が渋く登場し、オペラ「愛の妙薬」のイカサマ薬売りの話しを始めます。新旧ストーリーテラーの競演です。語部も絢辻も、言葉を使って魔法をかけるように、お客様や周りの人たちを心地良い雰囲気にいざないます。

 

そして絢辻は、ストーリーテラーとして「月と私」の役に立つことが出来、「満たされた幸福な気持ちに」なります。こちらもまるで魔法をかけられたように。さらに告白できずに去ってしまった絢辻のもとへ女性が訪ねてきます。こちらもパティシエ糖花のシュトレンと、ストーリーテラー語部のトークによって、魔法をかけられたような奇跡が起こります。

 

ワクワクするストーリー展開で、私も心が満たされました。

次は糖花と語部に誰が魔法をかけるのでしょう。次回も(多分あるでしょう)楽しみになりました。