脱炭素社会(カーボン・ニュートラル)の実現に、日本の電力供給の未来は?

原発再稼働か、洋上風力発電か、太陽光発電か、地熱発電か?

 

「日本は幸せだ。地熱があるじゃないか」 

超臨界地熱資源開発。地下5000mに眠る摂氏500度の流体層をみつけ、それでタービンを回す発電方法です。「不可能への挑戦が超越を生む」「地熱は失敗と二人三脚」の精神で超臨界地熱発電に挑む人々の奮闘を描いた作品です。

 

電力供給って言っても、政治家にも国民にも危機感がありません。

「(石油など)資源がなければ買えばいい、という安易な発想があるからでしょ。しかも値上がりしても気にしない。国民は不満を口にするけど、なにも行動しない」

また利権が絡み、大局を見ることができない政治家が、洋上風力発電等に税金をじゃぶじゃぶ浪費する。また自然保護団体や温泉組合も地熱発電の反対勢力です。

 

そもそも地熱発電ってニッチですよね。なかなか予算が付きません。最終的にはアイスランド・イギリス・日本による共同開発プロジェクト調印式の舞台を設定することで政治家を気持ちよくさせます。

 

様々な立場の人がいる中で、また限られた予算の中で、どのように優先順位をつけるのか。政治家の思惑で事が止まってしまったり、進んでいくってのも恐ろしいような気がします。

 

地熱発電ってマイナーだと思っていましたが、ひょっとすると大きな可能性があり、ただ推進するには莫大な資金が必要で、やはり政治に頼っていかざるを得ないんだなぁと、感じました。ただ大きな可能性は希望になりますね。