シェフ・辻原ゆたかと接客担当・前橋みのりの「スパイス・ボックス」。

お客さんの悩みや不調を、スパイスやハーブの知識とふたりのトークで癒していきます。ゆたかとみのりも癒され、元気の活力となっています。

 

・孫の面倒をみて疲れてしまう祖母の浅井三千恵

・年上の部下にやる気を出してもらいたいエキナカ青年の南店長

・出来る綺麗な女性を演じ続け疲れてしまう神崎明日実

・逃避旅行先のブラジルでいただいた地元のスープを懐かしむ日下部祐未

 

「もっとご自分を受け入れて、ありのままに振る舞うとずいぶん楽になりますよ」

「自分に逆らうのは苦しいですよね」

「きっとお疲れなんですよ。心も体も両方」

といって背中に手をあててくれるシェフのゆたか、ここはスパイスの出番と明日実にあった料理を考えます。

「もっと肩の力を抜いて、ご自分を好きになってあげてください」

 

いいお店ですね。スパイスはパンチが効いていて、辛いものだと思っていましたが、心や体を調えるものでもあるのですね。スパイスやハーブの知識がわかるようになるとともに、人を思いやる・人に頼ることの大切さを教えてくれる一冊です。次作も楽しみです。