次期社長は誰になるのか? 

 

「あとは頼んだぞ。いいか、なにがあっても絶対に心を折るな」と社長は失踪し、奮闘する弓波博之。隙があれば足元をすくってやろうという連中ばかりの社内。弓波は社内派閥、銀行、官僚、中国系ファンド、マスコミなどの思惑に巻き込まれていく。

 

失踪した社長に

「無責任に混乱を起こして、社員を巻き込んで、最後は私に何とかしろと。丸投げされた者の気持ちになったことはありますか。私は聖人じゃない。いい加減にしろ!」

「腹は括ってますよ!やります。会社を守って見せます」

と啖呵を切った弓波の、不屈の達磨となって事態を収拾していく一本芯の入った姿勢がひしひしと伝わってきます

 

配当や株価、議決権行使などではなく、未来を思い描ける会社であることを望んでいる株主がいること、甘いかもしれませんがそんな世の中はいいなぁと思います。