4月は節操なく読んだなぁという感じ(´∀`)

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:5602ページ
ナイス数:137ナイス

苦役列車 (新潮文庫)苦役列車 (新潮文庫)感想
西村さんがお好きらしい『根津権現裏』が、わたしはてんでダメだったので、この『苦役列車』も読まず嫌いをしていたのですが…いやいや、かなりおもしろかった。清貧な人たちの物語よりも、貫多のねじくれようのほうが、よほど理解できる気がする
読了日:4月1日 著者:西村 賢太



サクラ咲く (BOOK WITH YOU)サクラ咲く (BOOK WITH YOU)感想
興味をもつ対象が文化系のことか、スポーツかで、評価のされ方が変わってしまうのはちょっと悔しい。いい本に出会ったときの鳥肌とか、凄まじく心は動くのになぁ。それでもなかなか、華やかな舞台で語られることは少ないのが現実。絵に描いたような、わかりやすい青春じゃなくても全然いいのにね
読了日:4月2日 著者:辻村 深月



朗読者 (新潮文庫)朗読者 (新潮文庫)感想
センセーショナルな恋愛と負の歴史という重いテーマのもと、物語は淡々と深く沈んでいくようではあるけれど、はっとするような綺麗な描写がたくさんあった。とくに、お葬式からの帰り道に、ミヒャエルが市電をおいかけて扉を開けたシーンは絵のように浮かんできて、お気に入り
読了日:4月3日 著者:ベルンハルト シュリンク



オーダーメイド殺人クラブオーダーメイド殺人クラブ感想
クラス内のヒエラルキーは絶対的であり流動的。個人の評価はストンと簡単に落ちるのに、レベルをこえての交流はありえない!というような空気があった。ややこしい人間関係から自分を隔ててくれるもの、仄暗い秘密をもつことによって、なんとか耐えて生きられる。「中二病」って必要だなぁと妙に納得してしまった
読了日:4月3日 著者:辻村 深月



アーミッシュに生まれてよかった (児童図書館・文学の部屋)アーミッシュに生まれてよかった (児童図書館・文学の部屋)感想
以前から気になっていたアーミッシュの暮らしの様子。完全に欲のない無の状態がはじめからあるんじゃなくて、少しずつ変わっていく感じがなんだかいいなぁ
読了日:4月4日 著者:ミルドレッド ジョーダン



猫鳴り (双葉文庫)猫鳴り (双葉文庫)感想
あっぱれな猫だなぁ、という言葉がまず、頭に浮かぶ。モンの周りの人々はどれだけ幸せでどれだけ不幸なんだろう。それでも、小さな生き物にふれる福々とした気持ちが一瞬でも響いたのなら、と思う
読了日:4月4日 著者:沼田 まほかる



Run,Melos,Run―走れメロス (ラダーシリーズ) (洋販ラダーシリーズ)Run,Melos,Run―走れメロス (ラダーシリーズ) (洋販ラダーシリーズ)感想
わかりやすい英語+なじみのあるストーリーなのですいすいと。イディオムの勉強と多読にうってつけ
読了日:4月4日 著者:太宰 治



世界は終わらない世界は終わらない感想
なんだこりゃー(笑)と冷やかし半分に読んでいたのに、気づけばのめり込んでしまった。突飛な言葉通りの絵を思い浮かべるとシュールなはずが、それはそれでありかというような気持ちにさえなる
読了日:4月6日 著者:チャールズ シミック



シンデレラ/眠りの森の美女 (ラダーシリーズ) (洋販ラダーシリーズ)シンデレラ/眠りの森の美女 (ラダーシリーズ) (洋販ラダーシリーズ)
読了日:4月7日 著者:ザンティ・スミス セラフィン



アラジン (ラダーシリーズ) (洋販ラダーシリーズ)アラジン (ラダーシリーズ) (洋販ラダーシリーズ)
読了日:4月8日 著者:



ようこそ、自殺用品専門店へようこそ、自殺用品専門店へ感想
アランはほんとに恐ろしい子だなぁ、と。結末の受けとめ方は意見が別れそうだけど、わたしには凄まじくシュールに思えた
読了日:4月8日 著者:ジャン トゥーレ



美女と野獣 (ラダーシリーズ) (洋販ラダーシリーズ)美女と野獣 (ラダーシリーズ) (洋販ラダーシリーズ)感想
ディズニー映画でしか知らなかったから、いろいろと設定が違ってびっくり
読了日:4月9日 著者:ザンティ スミス‐セラフィン



鼻 (洋販ラダーシリーズ)鼻 (洋販ラダーシリーズ)
読了日:4月10日 著者:芥川 龍之介



世間のドクダミ (ちくま文庫)世間のドクダミ (ちくま文庫)感想
ハッとする指摘と、それってジェネレーションギャップというやつでは…というものと、様々に。淡々と過ごしつつも、納得いかないことを流してなかったことにはしない姿勢がいいなぁと思います
読了日:4月11日 著者:群 ようこ



ミーナの行進 (中公文庫)ミーナの行進 (中公文庫)感想
気合いをいれれば一日で読めるような厚みでしたが、ものすごくものすごく日にちをかけて読みました。一冊の本にこんなに時間を費やしたのは久々。じっくり向き合うのにいい本だと思います。自分の記憶のなかにしかない風景が次々思い起こされて、すこし苦しくなりました
読了日:4月17日 著者:小川 洋子



月魚 (角川文庫)月魚 (角川文庫)感想
長野まゆみさんの凛一シリーズを思い出させるような静かな雰囲気。ぼやかされてますが、ちょっとBLっぽいです。親子の関係は相変わらず歪んだままだけれど、それぞれの気持ちは楽になった様子
読了日:4月18日 著者:三浦 しをん



またまた奇妙にこわい話 寄せられた「体験」 (光文社文庫)またまた奇妙にこわい話 寄せられた「体験」 (光文社文庫)
読了日:4月20日 著者:



×××HOLiC(1) (KCDX)×××HOLiC(1) (KCDX)
読了日:4月22日 著者:CLAMP



長い終わりが始まる (講談社文庫)長い終わりが始まる (講談社文庫)感想
なんだろう、この残酷物語。でも集団のなかで燻って、こんがらがっちゃうことは自分にもある。小笠原の心もとなさや頑なさも、よくわかるだけに痛い
読了日:4月23日 著者:山崎 ナオコーラ



へその緒スープ (新潮文庫)へその緒スープ (新潮文庫)感想
「へその緒スープ」という不気味なタイトルから期待した通りの短編集。うんざりするような人たちに、読みながら顔をしかめてしまった。
読了日:4月23日 著者:群 ようこ



少し変わった子あります (文春文庫)少し変わった子あります (文春文庫)感想
人の咀嚼する様子はたいてい醜いという意見には共感するけれど、なんとも欠伸の出る一冊。お店や食事をともにする女性たちの魅力はいまいちわからなかった
読了日:4月25日 著者:森 博嗣



おくりびと (小学館文庫)おくりびと (小学館文庫)感想
疎まれるお仕事なのかなぁ。葬儀関係のお仕事を卑しく思ったことなんてないけどなぁ
読了日:4月25日 著者:百瀬 しのぶ



モップガール (小学館文庫)モップガール (小学館文庫)感想
まさに映像化むきの軽いタッチ。その分、翔の過去や起きた事件の深刻さに説得性はまるでなし。桃子の不思議な症状のパターンは目新しくておもしろいと思った
読了日:4月28日 著者:加藤 実秋



22歳、季節がひとつ過ぎてゆく (幻冬舎文庫)22歳、季節がひとつ過ぎてゆく (幻冬舎文庫)感想
自分と同年代の彼女たち。女同士の友情の微妙さというか、難しさは読んでいて共感できるところがあった。ただ、こんな狭い範囲で恋愛のやり取りがあるというのは、ちょっと気持ちが悪い
読了日:4月28日 著者:唯川 恵



カーニヴァル (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)カーニヴァル (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
読了日:4月30日 著者:御巫 桃也



カーニヴァル (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)カーニヴァル (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
読了日:4月30日 著者:御巫 桃也



カーニヴァル (3) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)カーニヴァル (3) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
読了日:4月30日 著者:御巫 桃也

読書メーター
フランス発のブラックコメディ小説。



ようこそ、自殺用品専門店へ/武田ランダムハウスジャパン

¥1,785
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登場人物やお店、道の名前がちゃんと(?)有名な自殺者にちなんでいて
シュールさの芸が細かい!


自殺用品専門店を営む一家もそれぞれに濃いキャラクターをしており…

夫妻は伝統あるお店をきりもりすることに誇りをもち、
よいより自殺をお客さんに提案しているし、

拒食症気味の長男は自殺用品の天才発明家だし、

長女は顔にコンプレックスをもって陰気に家のなかを徘徊しているし。


もう、設定だけで素敵でしょう:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



そんな一家に末っ子のアランという元気一杯の男の子が誕生し、
彼がなにかと引っかきまわしてくれるのです。

(自殺しようとするお客さんの邪魔をしたり、
自殺用品にイタズラをして使い物にならなくしてみたり)


天真爛漫なアランと、
そんなアランをなんとかして暗い子に育てようと画策する
家族のやりとりがおかしいです。





ちなみに日本でも映画公開予定。






以下、ネタバレにつき反転


オチ、シュールの極みでしたね!

まさかのアランが自殺……という、想定外の結末。

楽しい一家にかわって、めでたしめでたしで終わるものと思っていただけに
最後にかまされたパンチににやっとしました。

ここまできてこんなブラックさをかましてくるとは……!!


アランはずっと演技して生きてきたのでしょうか?
人生でたった1回の自殺を、最高のものにするために?

それを考えると、
さすが、伝統ある自殺用品専門店一族の血を受け継いだだけある!?と思いつつ、
ちょっと怖い。

アランが(たぶん)死んでしまったあと、
家族はどうなるのでしょう。

ネガティブ一家に逆戻り……?

狙ったわけじゃないのですが、続けて読んだ辻村作品が


どちらも中学生(及びその前後)を扱っていたので、


妙にその年代について考えてしまいました。






塾でのアルバイトが続いているのは


中学生という存在がおもしろく、大好きだからかもしれないなぁと


あらためて思うなど。




「学校の授業で『走れメロス』を読んで、めっちゃ感動した!」とほっこりさせてくれた五分後


「明日わたしの彼氏の誕生日」という報告があったりにこちゃん(衝撃で仰け反りました)






異性とつきあっていてもいなくても


部活をしていてもいなくても


たぶんみんな、心の動きは日々忙しないんじゃないかしらーなんて、


遠い目をして思うだけで楽しい。




サクラ咲く (BOOK WITH YOU)/光文社



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オーダーメイド殺人クラブ/集英社



¥1,680

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中学生を語る際にさけては通れない要素、


「クラス内ヒエラルキー」がいずれもばっちり描かれています。





個人の評価は簡単に落ちるのに、上にあがるのは大変で


レベルをこえた交流(とりわけ恋愛)なんてありえない!という、あのムード。






『サクラ咲く』は児童書なので、描かれ方がやや爽やかなものの


三編目の主人公を突き動かすベースに「学校で、俺たちは主役ではない」という思いが、


ちょっとしたほろ苦さがあります。




いつになったら学校の人気者は


明るくて、スポーツができて……というテンプレから抜け出るのかしら。。。








『オーダーメイド殺人クラブ』はもっとリアルに、露骨に。




主人公の2人が共有する秘密は


日々の人間関係の煩わしさ、アホらしさから自分を隔ててくれる


薄い膜のようなものだったのかもしれません。




そうすることで自分を保っていけるのならば、中二病って素晴らしい。