9月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2819ページ
ナイス数:26ナイス

自殺のコスト自殺のコスト
「線路にとびこむと○億円の損害賠償が……うんぬん」という都市伝説の真偽はいかに?と手に取った1冊。辛い事例が多く、社会の影の部分を考えさせられてしまう。知らないほうがのほほんと生きていけそう。しかしながらある意味で、死にたくなるような最悪の日がきたとしても「いや、待てよ」と考え直して生きていけそうでもある。人にオススメはしにくい本かなぁ。
読了日:09月29日 著者:雨宮 処凛



ブラフマンの埋葬ブラフマンの埋葬
芸術というものがもつ独特のオーラに囲まれた不思議な空間。すごく透明感がある。主人公のなんとなくの気だるさとあいまって、白昼夢のような物語だった。
読了日:09月27日 著者:小川 洋子



小生物語 (幻冬舎文庫)小生物語 (幻冬舎文庫)
さらっと書いた文章にこそ才能を感じる。平易な文で的確に表現できて、自分の味があって、っていうのはすごい。乙一さんはけっこう自虐ネタを言ったりするから、小説って簡単なんじゃないかって錯覚させられるけど(笑)ものすごく才能にあふれてる人なんだと思う。
読了日:09月24日 著者:乙一



自由であり続けるために、僕らは夢でメシを喰う―自分の本 (SANCTUARY BOOKS)自由であり続けるために、僕らは夢でメシを喰う―自分の本 (SANCTUARY BOOKS)
これは相当心おどる一冊!
読了日:09月22日 著者:



背後の足音 下 (創元推理文庫)背後の足音 下 (創元推理文庫)
読み応えあります。質的にも、量的にも(笑)スウェーデンっていう舞台設定がよかったのか、外国文学でたまにある「登場人物のキャラについていけない」感がなくてよかったです。
読了日:09月20日 著者:ヘニング・マンケル



背後の足音 上 (創元推理文庫)背後の足音 上 (創元推理文庫)
この表紙。おいしそうだけどなんとなく不気味さが漂う色合いで、違和感を感じていたのですが……。読んでいくうちに、あぁなるほど、と。タイトルが暗示するような状況がじわじわ展開されている気がしてなかなか怖い。
読了日:09月19日 著者:ヘニング・マンケル



読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング
検索タグをつけてデータベース化をする件は読書メーターがあるから特に必要を感じなかったけれど、全体的にとても為になった。引用と感想を交互に書く『ねぎま式』は本当に便利だし、自分の頭を整理するのにいい!あとは単純に、人の語るコアな「読書論」というものが好きなので、ハウツー本としてだけではなく、興味深い1冊だった。
読了日:09月16日 著者:奥野宣之



ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)
読了日:09月16日 著者:小澤 征爾



老いの才覚 (ベスト新書)老いの才覚 (ベスト新書)
読了日:09月09日 著者:曽野 綾子



勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド (ディスカヴァー携書 022)勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド (ディスカヴァー携書 022)
読了日:09月01日 著者:勝間 和代



高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
読了日:09月01日 著者:水月 昭道

2011年9月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
背後の足音 上 (創元推理文庫)/ヘニング・マンケル
¥1,260
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背後の足音 下 (創元推理文庫)/ヘニング・マンケル
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同僚が惨殺され、連続殺人へと発展した事件を追う刑事ヴァランダー。
追えども追えども、一向に殺人犯に迫ることが出来ず、新たな犠牲者が出てしまう。



(上巻p365より引用、刑事たちの会話)
「それで、スヴェードベリだったら、どう言ったと思うんだ?」
「ときどき立ち止まって、後ろを見ろと」
「なにが見えるだろう?」
「そこにいるはずのない人間」

こ、こ、これか『背後の足音』と、ぞわっとした場面(笑)



犯人は先を読み、ヴァランダーたちの何歩も手前を行っているのだろうか?
それとも……? という不安感、あおられっぱなしです。
タイトルの示す、姿は見えず、しかし気配はしっかりと感じさせる犯人の放つ不気味さがなんとも言えません。


犯人側の視点から語られるシーンもあるぶん、アグレッシブに捜査をすすめる警察官の、その背後に、木陰に、扉のむこうに、「犯人がいる!?」とわかってしまう読者としては、本当に気が気でない!

(このときに「さっさと捕まえろよ!」ではなく「は、はやく逃げて!」という気持ちにさせられるのはナゼだろう。
糖尿病なヴァランダーがあまりに一般人風なおじさんだからか?)


ベタと言っちゃーベタなのですが笑
そういった読者が喜びそうな要素をうまいこと散りばめてあるのはやっぱり面白いです。飽きない。
ハラハラさせられぐいぐいとページをめくってしまいました。



ボリューミーではありますが。

秋の夜長に栗


Ris,ras.

『風に舞いあがるビニールシート』 著/森絵都




【動機】


タイトルが素敵だったので手に取る。



【あらまし】


6つの短編からなる短編集。

「器を探して」
「犬の散歩」
「守護神」
「鐘の音」
「ジェネレーションX」
「風に舞いあがるビニールシート」


表題作は直木賞受賞作品であり、「風に舞いあがるビニールシート」は、難民キャンプで暮らす人々の命や幸福のもろさを象徴している。



【感想】


すみません……表題作、あんまり好きじゃないです(×∀×)


UNHCRで働く国家公務員たちのお話なのですが、国家公務員に実際の知り合いのいない人間が「こんなタイプの人がなりそうだなー」と思い描くような、それの鼻持ちならない版……というのが、わたしの抱いた主要登場人物たちにたいするイメージです汗

うーん。

いずれもわたしの嫌いなタイプにこれでもか! ってほどあてはまっているという、逆奇跡でした。


夫との幸福を求める里佳の価値観と、多くの命を救いたい夫の価値観のどうしようもないすれ違いや、そのズレを必死でうめようとする二人の葛藤は確かに胸をうった。
せつなかった。

そしてテーマ自体すばらしいはずなんだけど。。。


登場人物に好感をもてなかったためか、全体的にイマイチという感じが。。。



しかしながら。
「風に舞いあがるビニールシート」っていう比喩は読み終わったあとから一層じわじわきます!

これは素敵あは


難民キャンプでは、大切なモノを失っても悲しんでいる間もないし、そんな感覚すら麻痺している。

風で飛ばされて霞んでいくシートを見て「あーあ」と少しため息をついたらあとは自分が生きていくことだけに目を向けて、精一杯やらなきゃいけないっていう、そんな感じの事。




風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)/森 絵都
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