巣篭もりしていたいような一日でしたね。

あいにくバイトが入ったわたしは、よちよちと、ペンギン歩きで雪道を行くはめになり。


曇天の下、えっちらおっちら歩いては滑り、ときおり尻餅をつく、をアホのように繰り返していました。寒い、タイツが濡れて、いっそう寒い。。。

そんな中、思い出した物語がひとつ。



ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)/アンドレイ・クルコフ
¥2,100
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憂鬱症のペンギンと暮らす売れない小説家inロシア という、この設定だけでごはん三杯いけてしまいそうな長編小説です。


主人公ヴィクトルが受けた仕事の依頼。その背後にはなにやら不穏な気配が。。。という主軸に、ヴィクトルの飼っているペンギンのミーシャがスパイス的に作用。


怖い×かわいい×不気味×萌え×閉塞感×和み×不条理


物語から目が離せません。



>夜中、不眠に悩むペンギンのぺたぺた歩く足音が、

>浅い眠りを通して聞こえてくる。

>ドアはどれも開けっ放しにしてあり、

>ペンギンは部屋中を歩きまわっては、ときどき立ち止まる。

>人生にも自分自身にも疲れた老人のように深い溜め息をついているんじゃないか、

>と思うことがあった。




タイトルと表紙にやられて購入した1冊で、見掛け倒しでもいいか、くらいだったのだけど、予想以上におもしろかったです。

憂鬱症のペンギンのかわいさもツボで読み終えるのがおしかったほど。

バイト先でできたお友達に「黙っていれば普通の人に見えるのにね!」って言われた@クリスピー

褒め言葉という解釈でOKですか?ヽ(゜▽、゜)ノ



書を持って、街へ出る



新宿サザンテラス口を出て左側へ、とまどいながら・・スタバなどを通過して・・進んでいくとクリスピークリームドーナツのお店があります。2階席はわりと空いていて、お勉強中な方もちらほらいらっしゃいました。新宿でようやく篭城によさそうな場所を発見。。。




その日に読んでいた本…タイトルがいい塩梅にリンクしていてほっこりふふふ

シュガータイム (中公文庫)/小川 洋子
¥520
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ささいなきっかけで異常な食欲をもつようになった女子大生のお話。



主人公の友人のセリフが、物語そのものを要約してくれています。


>「わたしたちのシュガータイムにも、終わりがあるっていうことね」

>「砂糖菓子みたいにもろいから余計にいとおしくて、でも独り占めにしすぎると胸が苦しくなるの。

>わたしたちが一緒に過ごした時間って、そういう種類のものじゃないかなあ」



読んでいく中で、わたしがイメージとして抱いたのは『わたあめ』

主人公をとりまく不穏なもの…恋人とのズレや、異常な食欲や、弟の病気や…を、くるくるとさいばしでからめとっていくような感じをうけました。

一応、靄は晴れつつあることを暗示しているラストだったかな、と思います。


それにしても小川さんは、本当にアンネがお好きですね!

1月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:4667ページ
ナイス数:40ナイス

RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)
泉水子の成長がいじらしい。深行の本音にもう少しふれたいところ…。
読了日:01月31日 著者:荻原 規子



その人、独身? (講談社文庫)その人、独身? (講談社文庫)
酒井さんって鉄だったり、渋いところも色々とあるんだけど、合コンしてた高校時代の話、男女での旅行の話を読むとちょっとギャップを感じたりする。
読了日:01月30日 著者:酒井 順子



ガンディーからの“問い”―君は「欲望」を捨てられるかガンディーからの“問い”―君は「欲望」を捨てられるか
いいなぁガンディーの人間臭さ。レポートのために一気読みしてしまったけど、今度じっくり読み直そう。
読了日:01月27日 著者:中島 岳志



危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)
知的ゴシップ!(笑)やっぱり世界史に登場する偉人・変人たちはスケールが違います。ぶっ飛んでます。小さなエピソードが自分の中で蓄積されて、そのうち家系図でも描けそうだ。
読了日:01月23日 著者:中野 京子



女性のキャリアデザイン―働き方・生き方の選択女性のキャリアデザイン―働き方・生き方の選択
読了日:01月22日 著者:青島 祐子




やんごとなき読者やんごとなき読者
あれを読まなきゃいけない、なんてものはないけれど、読書道の険しさやら奥深さを感じて「精進せねば」と思うことはけっこうある。女王とノーマンの関係がちょっとうらやましかったり。
読了日:01月21日 著者:アラン ベネット



短歌の友人 (河出文庫)短歌の友人 (河出文庫)
なぜかはわかんないけど、惹かれるんだよねっていう感情を、すごく丁寧に分析してくれている。読むのにわりと時間がかかった。理解して、自分の中にちゃんと組み込むには何回も何回も読み返さないとダメみたい。
読了日:01月21日 著者:穂村 弘



卵の緒 (新潮文庫)卵の緒 (新潮文庫)
不思議な家族のお話。瀬尾さんの描く少年は賢くて素朴で……ステキすぎて困る。
読了日:01月18日 著者:瀬尾 まいこ



趣味は読書。 (ちくま文庫)趣味は読書。 (ちくま文庫)
読了日:01月18日 著者:斎藤 美奈子



出禁上等!出禁上等!
三浦しをんさんが紹介していた本。悪ノリ、シュールネタ、ボケ多め。文章うまいから地頭のいい人なんだろうなって感じがしました。漫画の下品さがなかったら、人にオススメしやすいんだけどね(笑)
読了日:01月15日 著者:ゲッツ 板谷



太陽と毒ぐも (文春文庫)太陽と毒ぐも (文春文庫)
その人を好きであることと、その人のある部分がとんでもなく嫌いであることは矛盾ではない…みたいなことがあとがきにもあった気がしますが。何を持って相手との関係を維持するかというのは、本人にもよくわからない、言葉にしがたいものなのでしょう。
読了日:01月13日 著者:角田 光代



課長課長
絵にふさわしく、かつ面白い言葉をそえる。お……大喜利?(笑)ってちょっと思ったりもしたけれど。もっと伸びやかでつきぬけてます。
読了日:01月11日 著者:穂村 弘



いじわるな天使いじわるな天使
1つめのお話を読んで「これは完全な悪ノリではないか?」と思ったのだけど、それ以降のお話はものすごく好みでほっとしました。とくに一角獣(表紙に登場している)は頬ずりしたくなるレベルでよかった。角砂糖の雨がとまる、その一瞬にぜひ立ち会いたい。設定だけでごはん3杯いけるよね!って感じのショートショート集です。
読了日:01月11日 著者:穂村 弘



三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)
ゆるーく語っているかと思えば、「さすがはプロ」と思わせる鋭い文もあり。2012年はしをんさんの本をせめていこうかな……。ジロウくんの存在と弟さん(その関係?も含め)、そして「そのぬくもりを知っている」にきゅんとしました。触れたことも無いのに、ずっと知っている気がする、この感じ!
読了日:01月11日 著者:三浦 しをん



女性の品格 (PHP新書)女性の品格 (PHP新書)
成人の日ということであらためて再読してみる。当たり前のことを当たり前にできることが大事なんですね。品格ってたぶん滲み出るものだから、日々丁寧に過ごすことでしか得られない気がしました。
読了日:01月09日 著者:坂東 眞理子



いらっしゃいませ (角川文庫)いらっしゃいませ (角川文庫)
どこか甘い考えも、ドキッとするほどの冷めた考えもひっくるめて。大人になりきれない、というよりかは、なりきることを良しとしない主人公みのりの気持ちがよくわかる。
読了日:01月06日 著者:夏石 鈴子



向田邦子の恋文 (新潮文庫)向田邦子の恋文 (新潮文庫)
公にするはずのものでもないのに、これだけ「品」があるってすごい。教養レベルの差を感じてすこし恥ずかしくなる。向田さんが「出来る女性」であった点はイメージ通りだったけれど、柔らかくて温かくて、女性らしい人でもあったんですね。
読了日:01月04日 著者:向田 和子



無趣味のすすめ無趣味のすすめ
「他人に左右されず自分自身の考えを持て、というような矛盾したアドバイスをする人さえいる(p196)」あぁ、確かに。なんかパラドックスみたいになる(笑)
読了日:01月02日 著者:村上龍



新版 大学生のためのレポート・論文術  (講談社現代新書)新版 大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書)
紹介されているサイトがお役立ちすぎる。もうすぐ3年生になるけれど、これまでよくこの本なしでレポートを書いてきたなぁ……。
読了日:01月01日 著者:小笠原 喜康

2012年1月の読書メーターまとめ詳細
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