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林のダイアリーとブログ小説

∂この世界の片隅に

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∂素晴らしい作品です。
この作品は、悲しみや絶望だけでない、人と人との繋がりや、当時の人の暮らしの中の喜びだったりも表現されているところが、素晴らしい。
当時の人々は不幸一色だったのかということ、いや彩りもある日々だったことが体感でき、こころに安心感をもたらしてくれたこと。

主人公も主人公の大切な人も不幸ばかりではないことも、心穏やかにみることができる。
さらに、それが、知っている言葉や地名で描写されるので、よりリアルに、関係のない歴史上の話ではないことを強く感じることができるので、抵抗感もなくすーっと入ってゆけた。
ただ、不幸過激な話だけが続くものよりも、日常的な生活に密着した描き方であることから、よりリアリティーを持って感じ取ることができる。
日本の、戦争の実相を描こうとした、広島の、永遠に残したいすばらし資料。
原爆のシーンは間接的に描かれているところも、ワンクッションあるくらいでようやく直視できる描き方なのも、落ち着いてみることができた。
このような素晴らしい作品を生み出して、後世に残すべき良い作品!

(林)

 

∂作品紹介

すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していくなかで、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、幾度もの空襲に襲われる。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20年の夏がやってきた。(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

ジャンル
アニメ
監督
片渕須直
主演
のん細谷佳正稲葉菜月
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∂映画の基本情報

<オフィシャル予告動画>

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コトリンゴの主題歌に乗せて紹介される海外版の予告動画も公開されました。国内版と映像内容が違うので、合わせて見ておくと作品の世界観がより理解できます。おすすめ!

<海外版予告動画を見てみる!>

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【監督】片渕須直(「ブラック・ラグーン」「マイマイ新子と千年の魔法」他)
【脚本】片渕須直
【原作】こうの史代(「夕凪の街 桜の国」
【音楽】コトリンゴ

 

 

 

主要登場人物とキャスト

北條すず(CV:のん)
本作の主人公。のんびりマイペースで、天然キャラ。誰からも好かれる憎めない性格で、北條家では控えめに振る舞う。
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北條周作(CV:細谷佳正)
すずの夫。海軍の軍法会議所で録時として働いている。運動神経は鈍く、優しく温厚な性格。
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黒村径子(CV:尾身美詞)
周作の姉で、旦那と死に別れて離縁し、子供の晴美とともに北條家へ戻ってくる。一人息子は下関の黒村家にいる。すずには厳しくあたりがち。
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黒村晴美(CV:稲葉菜月)
径子の娘。径子とともに北條家へ来てから、すずになついている。別れた兄の影響で、軍艦に詳しい。
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白木リン(CV:岩井七世)
呉の繁華街の遊郭で働く。すずが道に迷った際、すずに道案内して交流する。f:id:hisatsugu79:20161112072105j:plain