盆栽鉢に於いてオリジナルの形ってそもそも求められているんでしょうか?
ミニ盆栽は遊び心満載でもいいと思いますが、特に大物、本格小品盆栽に限っては
樹の引き立て役じゃないとしっくりきませんね~変わってていいなんて植えてみると
とんでもないことに、着物にブーツ、スーツに下駄みたいな・・・竜馬は履いとったな~
結局すっきりとした形が合うんだよね~だから壱興はオリジナりティーがないなんて
また言われちゃうかな~?変わった鉢が欲しければ陶芸家に造ってもらえばいいことで
そもそも職人はお客さんが満足のいくように良いものを造るだけ、飯の種だから・・・
良いもの?と言えば誰が見ても使えそうな形、へんてこりんな形はその人本人は良い
と思って使ってても次の人に渡った時使えず棚下に・・・結果時代付かず(ノ_・。)
てなことで今回焼いた中で前からずっと気になっていた鉢を紹介します。
190X140X32 切立大隅入長方
何故気になってたかと言うと10年くらい前盆栽屋さんで
東福寺鉢の有名なこの形を見せてもらったんです
やはり鮮やかな珊瑚釉で裏は確か白釉がかけてありました。
おそらくこの世に一枚しかないでしょう。
久しぶりに自分が作りたい鉢が焼けました、もう少しで一段落?
今年は少し忙しかったですね~
これからも職人に徹するぞ~(;^_^A