誰かに怒られないために、正解を探しているときがある | 心理カウンセラーあきねぇの『正義の剣をおろして負ける”極上“の女』

心理カウンセラーあきねぇの『正義の剣をおろして負ける”極上“の女』

「自分に素直に生きる」って難しい
でも難しくしていたのは自分だった…

パニック障害、パートナーシップ、子育てに悩んだ看護師が
カウンセラーになりました。

そんな私の
気づきや葛藤、人にさらして負けてもいい日々を綴ります

誰かに怒られないために
正解を探しているときがある
 
 
 
 
 
 
今日、これを見て気づいた
 
娘の自転車
 
 
 
 
 
 
 
バイトのとき
駅の近くに自転車をとめるんだろう
 
そして巡回している人につけられる
「駐車禁止」の札
 
 
 
 
 
 
見たときとっさに
「みっともない札をつけたままやん!それも3枚も!」
そう思った
 
 
 
そして次の瞬間
 
あぁそれを言っているのは
実は
 
私の頭の中の母だ
そう気づいた
 
 
 
 
 
 
 
小さいころ、母に何度も言われた
 
「あき、このことは言っちゃだめよ」
「あき、こういう風に言いなさい」
 
 
一生懸命それを覚える
 
 
 
 
 
でも
親戚なんかが大勢集まる場所で
私が母の思うとおりに言えなくて
母にちょっと冷たい目をされる
 
その瞬間
「あっ間違えたんだ」と思う
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小さい頃はまだよかった
 
私に聞かれたことでも、代わりに母が答えてくれたから
間違いはなかった
 
 
 
でも私が大きくなってくると
私に聞かれたことは、私が答えなくちゃいけない
母は黙って私を見ている
 
これが困った
 
正解がわからないのだ
 
 
 
 
 
「お年玉はどうしてるの?」
 
「欲しいもの買ってあげるよ」
 
 
 
 
 
 
えーっとえーと
 
母がお付き合いしている彼のことは
言っちゃいけなくて
 
あれがほしいって
ねだっちゃいけなくて
 
母はあの人のことが
本当はキライで
 
 
えーっとえーと
えーっとえーと
 
何て言えば正解なんだろう…
何て言えば正解なんだろう…
 
 
 
もう自分の気持ちなんてわからない
自由に話すのが怖い
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今はもう私は大きくて自由だし
 
世間体や人の目を気にしていた
母はもういないんだけど
 
 
気がつくと
怒られないために
母の正解を探していたり
誰かの正解を探している自分をみつける
 
 
 
こうやって何度も何度も
私は私のままで素晴らしいと言い聞かせても
 
 
 
またふと誰かの正解を探している自分をみつける
 
 
 
 
何て言えば正解なんだろう…
何て言えば正解なんだろう…
 
 
 
そんな自分にうんざりする