こんばんわ
心屋認定カウンセラーで看護師の
あきねぇこと池田あきです
看護の世界で
よく使われる言葉があります
エビデンス
「根拠」という意味です
職場では
このような場面で使います
………………………
就職したばかりの若い後輩が
患者さんの報告や
ケアの相談をしてきたときのこと
後輩「あのぅ池田さん、◯◯さんがお腹が痛いって言ってるんですけど、どうしましょう」
と、言ってきたとしましょう
(わかりにくいので、先輩の名前を私の名前にしますね)
まだその子が看護師になりたてで
3か月もたっていないのなら
先輩「そうなんだ。患者さんはどこが痛いって言ってるの? いつからかなぁ? どんな痛み? この人の病気はなんだっけ? 排便はどう? 食事は食べれた?」
などなど
先に患者さんの病気や状態、データを
思いめぐらしながら
後輩がそこに気付けるように質問したり、
待ってみたり、教えたりします
そりゃねぇ
学校を卒業して
国家試験に受かったとしても
実際の患者さんは
教科書通りではないですからね
そして経験も少ない
わからなくても仕方なし
当然です
で、
もし、
その後輩が
就職して1年ぐらいたっていたとすると
先輩の答えがずいぶん変わってきます
後輩「あのぅ池田さん、◯◯さんがお腹が痛いって言ってるんですけど、どうしましょう」
先輩「ふーん、そうなんだ。 で、どんな状態なの?」
後輩「◯◯さんが『この頃便秘だ』と言っているので、お腹を暖めたらいいですか?」
先輩「ふ~ん。で、そのケアをするエビデンス(根拠)は何?」
後輩「えっ…」
…チーン
後輩こっぱみじん(@_@)
みたいな(^_^;)
…………………
ちょっとこの先輩、嫌なヤツやわぁ
架空の後輩なのにかわいそうになってきた(^_^;)
(ホンマに先輩と後輩は架空なのか?)
がんぱれ後輩!
えーっと
先に進みますね(^-^)
看護学でも他の学問と同じように
「看護研究」というものがあって
『◯◯すると△△の効果があると認める』とか
『△△は◯◯の症状を和らげる効果がある』みたいな
これをしたらいいという
根拠が証明されたものがあります
まあ証拠ですね
だから◯◯なときは△△したらいいわけです
エビデンスとは、そういうことです
でも
お金持ちのA君と付き合う方がいいのかしら?
それとも趣味の合うB君とにしようかな?
とか
ダンナと離婚したいけど
お金に困りそうだからやめようか
とか
親か望んでいるから実家暮らしを続けようか
それとも親に文句を言われても一人暮らししてみようか
とか
人生の悩みには
正解ってないと思います
◯◯すれば正解とか
××を選べば幸せとか、ない
どうなるかもわからないし
まして正解があったとしても、それ変わるかもよ
だってそうでしょ
平安時代のお歯黒
あれ、おしゃれだったんですよ
ディズニーランドが嫌いな人も
いるんですよ
戦争が正義だったときが
あるんですよ
まぁ大がかりな例えかもしれないけど
それくらい正解なんてない
じゃあ、どうしよう
じゃあ、どうしよう
正解なんてないなら
なにを選んでも
どうなるかなんてわからないなら
どうせ何を選んでも
全員の思い通りにならないのなら
選んだことに違和感があるなら
どうする?
何を選んでも
どうせ誰も責任なんてとってくれないよ
誰かのせいにして
ずっと後悔するの?
だから自分で決めよう
どうせ何を選んでも後悔するから(^.^)
誰かが喜ぶ答えより
世間に笑われない答えより
損しないけど好きじゃない答えより
自分で決めてしまおう
そうだそうだー
決めてしまえー
私にも言うぞ
決めてしまえー
まあ、そんなんです
カウンセラー言うてますけど
まぁ、そんな迷いもあります
でも自分の答えには気づいています
あとは決めるだけ
する、だけです
注:ちなみに
そんなヒヨコならぬ「卵以下」の新人が担当しても
患者さんが安心して
治療し療養するために
わたしたち先輩がいるのですから
もし入院することがあっても
ご安心を(^-^)
そして私は
(自称)
後輩には熱く
患者さんには優しい看護師です
おわり
【お知らせ♡】
来月オープンカウンセリングを開催します
お知らせをお待ちください
どうぞよろしくお願いします