ダンナに負ける 自分をさらす ② ~父と兄、そして結婚~ | 心理カウンセラーあきねぇの『正義の剣をおろして負ける”極上“の女』

心理カウンセラーあきねぇの『正義の剣をおろして負ける”極上“の女』

「自分に素直に生きる」って難しい
でも難しくしていたのは自分だった…

パニック障害、パートナーシップ、子育てに悩んだ看護師が
カウンセラーになりました。

そんな私の
気づきや葛藤、人にさらして負けてもいい日々を綴ります

13歳だった私は、母の家出をきっかけに
父に引き取られることになった
 
家出した母は見つかったが
もう一度母と暮らすか、大阪で新しい家族といる父と暮らすか、どちらかを自分で選ぶように親戚に言われ、誰にも相談せずに自分で決めた
 
母に私の学費などお金の心配をして欲しくなかったし
私を捨てたことに怒っていたのもあった
 
 
 
2歳で母と暮らし始めた私には
久しぶりのお父さんだ
 
父に引き取られた3つ上の兄とも会えて
私はとても嬉しかった
 
 
 
 
父は元々亭主関白で俺にまかせろタイプの人だった
ユーモアもあり社交的で自営業をしていて、その頃は羽振りが良かったので、母といたときのようなお金の心配を全くせずにすんだ
 
兄もとても優しく友達が多くて頼りがいがある人で
兄の友達とも一緒によく遊んでもらった
 
 
小さい頃からずっといなくてさみしかった父と兄と一緒に暮らせるようになったうえに、二人がとても頼もしかったから、私は父と兄が大好きになった
 
 
 
 
 立派なファザコン、ブラコンの出来上がりだ
 
 
 
 
ファザコンでブラコンな私でも彼氏はいた
 
優しくも女らしくもない私にはもったいない位の
優しい人ばかりだった
 
でも本当に好きな彼氏にはつれないそぶりをして
振られてしまうこともあった
自分でも不思議だったけど、そういう風にしかできなかった
 
 
 
今から思えば
相手に振ってもらうようにすることで
どうせ『私は捨てられる人』
どうせ『私は愛されない人』を
証明したかったのかなと思う
 
 
 
 
そんな私も26歳の時に結婚することになった
 
幸せな結婚を夢見ていた私だったが
理想とは決定的に違うことがあった
 
 
 
 
それは
結婚直前まで「この人とは結婚したくない」と思っていたことだ
 
 
 
 
つづく