ダンナに負ける 自分をさらす ① ~母のこと~ | 心理カウンセラーあきねぇの『正義の剣をおろして負ける”極上“の女』

心理カウンセラーあきねぇの『正義の剣をおろして負ける”極上“の女』

「自分に素直に生きる」って難しい
でも難しくしていたのは自分だった…

パニック障害、パートナーシップ、子育てに悩んだ看護師が
カウンセラーになりました。

そんな私の
気づきや葛藤、人にさらして負けてもいい日々を綴ります

オープンカウンセリングでの宿題のことを書きました
 
宿題をしてみて
どうしてそんなに彼に負けるのがイヤなのか
どうして自分を素直に出せないのか
よーーーく考えてみたら
やっぱり『お母さん』にたどり着いてしまいました
 
 
もう 見つめる時がきたみたいです
マスターコースは終わってからが始まりですね
 
長くなると思いますが
よろしければお付き合いください
 
 
 
***
 
男の人と言われて思い浮かぶのは
母の彼氏
 
彼と一緒にいる時の母は
とこか知らない人のよう
彼に笑顔をふりまいて
私より彼とたくさん話してるとその時の私には思えた
 
 
私が小学校高学年の時の彼氏は
よくうちにも泊まっていった
 
 
私が「今日は寄せ鍋がいいなぁ」って言うと母は
「お兄ちゃん(彼氏)は牡蠣の土手鍋が好きだからそれにするわ。我慢してね」と言われて悲しかった
 
 
 
あー   私が一番じゃないんだな
って思った
 
 
そんな思いと一緒に
母を取られたような感じと
母の「女」を強烈に感じて
 
 
彼のことをキライになった
そして私を優先しない母のことも少しずつキライになっていった
 
 
 
 
その彼と母とは何年か後に別れた
 
母が彼宛に書いた手紙を盗み読むと
彼との間に子供が出来ていたこと
産んでたら、自分たちの関係は違っていたかもと
細く頼りない字で書いてあった
 
 
 
それを読んだ私は
鉛を飲み込んだような重苦しさを覚えた
 
 
 
私がいるのに別の子供が必要なの?
その子の方が大事なの?
お母さん、そんなこと思ってたの?
 
 
白々とした悲しさの後に怒りがこみ上げてきた
 
 
私のことが大事なのはフリだったのか!!
私を捨てるのか!!
もうお母さんは信用できない!!
それなら一人でいい!!
 
 
 
何度も手紙を読みながら
いつしかそう誓っていた
 
 
 
 
それから数年後
借金の返済に困った母は
なんの前触れもなく私を残して家を出た
 
 
私は必要なかったんだ
私を捨てていったんだ
やっぱりそうなんだ
やっぱり…
やっぱり…
やっぱり…
 
 
 
この時
 
強くて深い孤独感とともに
人を信用すると裏切られる
私は捨てられる人
私は愛されない人
 
という自分の前提をつくって、強化したのだと思う