ダンナに負ける 自分をさらす ③ ~離婚から再会~ | 心理カウンセラーあきねぇの『正義の剣をおろして負ける”極上“の女』

心理カウンセラーあきねぇの『正義の剣をおろして負ける”極上“の女』

「自分に素直に生きる」って難しい
でも難しくしていたのは自分だった…

パニック障害、パートナーシップ、子育てに悩んだ看護師が
カウンセラーになりました。

そんな私の
気づきや葛藤、人にさらして負けてもいい日々を綴ります

結婚を決めた彼とは4年半、付き合っていた
 
 
性格はこどもっぽい感じ
優しいけどやきもち焼きで
すぐすねる、怒る
そのうえ遊ぶための借金があることもわかった
 
 
 
それでも結婚を決めた
 
ケンカが多く、やめたほうがいいのかもと不安に思いながら結婚した
 
 
 
 
結婚してからは すぐ子供もできて
幸せな生活を過ごしていた
 
 
 
 
でも出産してからの彼は連日飲み歩いて、育児に協力的ではなかった(ように見ていた
 
 
 
 
腹は立つし、慣れない育児に不安もあったけど
お姑さんや継母には聞く気になれなかった
実の母にも、そんなことを言えば心配するからと思って言えなかった
 
 
 
歯を食いしばって生きていた
誰にも頼れないと思っていた
私が何とかすればいいと思ってた
 
 
 
 
だから私はめちゃくちゃ彼のことを見張ってた
こいつまた飲みすぎてないか
帰りが遅いんちゃうか
お金を使いすぎていないか
子供にキツいこと言わないか
それこそ一挙手一投足
 
それが不幸にならない方法だと思ってた
 
 
 
そしたら
飲みすぎてくれて
遅く帰ってきてくれて
借金してくれて
子供に怒鳴ってくれて
あとからわかったことだけど、浮気もしてくれた
 
 
 
 
今から思えば
彼は私の思いを忠実に具現化してくれた
 
 
 
私は捨てられる
私は愛されない
を証明できた
 
 
 
 
そして結婚15年目に離婚した
 
 
 
 
 
 
調停をして子供たちを引き取り、スッキリと離婚した
新しく家を借りて、家電を揃えて、手続きも済ませた
全部一人でやった
親にも、友達にも、職場にも相談しなかった
相談して何か言われるのもイヤだったから
 
 
 
 
 
誰にも頼るつもりはなかった
 
 
 
 
 
 
でもなぜか離婚してからもイライラが止まらなかった
 
 
 
離婚したことで
ちゃんと子供たちを成人させられるか
お金には困らないか
自分のお母さんみたいにならないかと不安だった
 
 
 
友達は新しい恋愛を勧めてくれたけど、お母さんみたいに男にはしるのはイヤで
積極的にはなれなかった
 
 
 
 
 
 
「離婚したら心穏やかに過ごせると思っていたのに、どうしてイライラが止まらないの」
「まだ時々軽い息苦しさを感じる、いつになったらパニックは治るの」
 
 
 
 
そんなことを考えていた2013年
TV「ナイナイアンサー」に出ていた心屋仁之助さんを知った
 
 
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パニック障害で苦しむ女性タレントの回を録画して
くり返しくり返し見て、泣いた
 
 
 
 
 
そこから本を読み
ブログを読み始めて
衝撃的な言葉に出会う
 
 
 
 
 
 
「ダンナは神」
 
 
「ハ------ッ!!!!!」  
「何言ってんねん、ありえへん!!!!!」
と思ったけど、何度も何度も本やブログを読んで
少しづつゆっくりと、それは確信に変わった
 
 
 
 
私がキライだった彼の「あんなところ」や「こんなところ」は
私がしたかった、うらやましかったことなんだ
彼は私の鏡だったんだ
離婚は私のせいだったのかもしれない
 
 
 
 
そう考えると彼の優しいところばかりが見えてきた
 
時々彼に電話して、ヒマなときに飲んでグチを聞いてもらうようになった
 
 
 
 
 
私は
自分でも気づかないうちに
また彼に恋をしていた
 
 
 
離婚から4年の月日がたっていた
 
 
 
 
 
つづく