Cyber Raga Madonna 訳 | LUCKY STAR

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唯一無二のポップスターであるMadonnaの応援ブログです。Madonnaの記事が中心で翻訳記事も頑張って更新してます。

あけましておめでとうございます。

年明けの幸福を祈るのにふさわしい一曲ではないでしょうか。




Madonnaのアルバム『MUSIC』(2000年)より


"Cyber Raga"をご紹介します。
アルバム収録曲というよりかは日本を含めたいくつかの国限定の
ボーナストラックです。

WriterとProduceは共にMadonnaとTalvin Singhが務めています。

Talvin(以後タルヴィン)はロンドン生まれのインド系英国人で、
大英帝国勲章も受賞されています。

タルヴィンはマドンナと仕事する前にBjorkやDuran Duranとも共作しており、
Madonnaとは"Nothing Really Matters"(『Ray of Light』収録)
のRemixに参加していましたが、"Cyber Raga"では正式に共作者として招かれています。
(大抜擢です!)

タルヴィンはインド音楽の流れを組むアジアンアンダーグラウンドを
得意とする方で、"Cyber Raga"制作時に英国に住んでおり、
ヨガに傾倒していたマドンナとの共作は、
ごくごく自然な流れだったのでしょう。

アンダーグラウンドなサウンドを
メインストリームで活躍するマドンナが取り入れるのは、
かなり冒険だったと思いますが、
マドンナはいとも簡単にやってのけるのですごいです。

タルヴィンの影響をかなり受けたサウンドになっている"Cyber Raga"は
全編がなんとサンスクリット語で歌われています。

20世紀に最も影響を与えた女性の一人であるマドンナが
20世紀最後に出したアルバム『MUSIC』のラストを飾るのに
これ以上ふさわしい曲があるのかと言うくらいいい曲ですが、
皮肉なことに21世紀はこの曲の歌詞とは異なることばかり...

それを見込んでか2012年のスーパーボウルでは
"Like A Prayer"を歌った後、
「世界平和」を訴えていました。

基本的にスーパーボウルはアメリカのお祭り的な立ち位置で
世界を意識するのは稀なのですが、
マドンナはあえて世界という概念を
アメリカ人に示したのは興味深いです。



2017年だけでなくここ何年かは日本も含め
国内だけに視点を置く人が多くいます。
保護主義が席巻する時代に世界に
眼差しを向けるのは大切だと思います。

80年代にデビューしたマドンナを始めとするアーティストたちの時代は、
冷戦やアパルトヘイトやアフリカの飢餓など
世界を意識し始めた時代でもあります。

2012年のスーパーボウルではマドンナも例に漏れず
そのうちの一人だということを改めて証明してくれました。
そしてマイケルジャクソンもスーパーボウルで
世界平和を意識したパフォーマンスをしていたのも偶然ではありません。
やはりマイケルジャクソンとマドンナは共通点が沢山あるのが面白い。

激動の人生を自ら進んで歩んだマドンナが
人類の安寧を願うのは嬉しい限りです。
我々が見習うべき点です。



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Cyber Raga


人類が栄えますように

地上のあらゆる道の指導者たちが
地球を永遠に正しい方向に導くように

地球を聖なるものと考える人々たちに
災いが訪れないように

世界中に幸福があふれるように

身体
精神
五官
器官
知性
自我
習慣を含む私の全人格を
全知全能の神である
NARAYANAに捧げる



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2018年は世界中に幸福があふれますようにチョキ