Madonnaのアルバム『Confessions On A Dancefloor』(2005年)より
"Issac"をご紹介します。
Writer(s)&Produce(s)はMadonna、Stuart Priceの二人のみ。
この曲の中で独特な声で歌っているのは"Yitzhak Sinwani"さんと言う方です。↓で紹介する動画にもコーラスで参加している男性です。彼の英語名がアイザックこの曲のタイトルも"Issac"になったそうです。彼の詩に影響され、彼に捧げた曲です。
しかしそのことが大きな批判を呼ぶことに.....
「ユダヤの教えでは、神聖な"Rabbi"(カバラの学者)の名前を使い、それにより利益を得ることは許されない。(省略)」とイスラエルの神学校のトップから批判が起こりました。事態を重く見たMadonnaは公式に謝罪しています。
(引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Confessions_on_a_Dance_Floor)
良くも悪くもMadonnaの影響力の大きさを感じさせるエピソードです。でも怒るのも仕方ないです。だってこのアルバムは全世界で大ヒットを記録したアルバムですから！しかし、このアルバムをひっさげた「Confessions Tour」ではそれ以上に他の宗教を巻き込んだ論争を起こすことになりますけど。
いずれにせよ論争を起こせば起こすほど、人々はその宗教に注目することになるきっかけができます。それはこれ以上ない布教活動だと思います。布教活動において、Madonnaの右に出る人はいないのではないだろうか。以上にあげた団体も彼女の活動を単に批判するだけでなく、そういうプラスな面にもぜひ目を向けていただきたい。
(ちなみにこのアルバムのジャケ写で左手に赤い紐のようなものをつけていますが、それはカバラセンターで販売していて、悪魔から身を守ってくれるモノだそうです。)
以上にあげたエピソードを含んだこの曲、また違った視点からMadonnaの"Confessions(告白)"をみせてくれます。
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Issac
(セリフ)
もし寛大なる扉が閉じていたら
天国の門は開いていることだろう
天国を見上げて
その手を縛るこの地獄で
あなたは自分の安楽を犠牲にするの？
異国の地で自分の道を進む
自分の暗闇と闘い
天使たちがあなたの名前を呼ぶ
彼らが話しているのが聞こえる？
あなたはずっと同じ様にいてくれる？
(セリフ)
もし寛大なる扉が閉じていたら
天国の門は開いていることだろう
憶えておいて 憶えていて
決して忘れないで
あなたの人生は全てが試練だった
そして あなたは開かれた門を見つけるでしょう
あなたの魂が挫かれたとしても
私の心を開かせ
この口で話せるようにして
天と星たちを
この世に戻して 私のために
自分の暗闇と闘い
天使たちがあなたの名を呼ぶ
彼らの言葉が聞こえる？
あなたは永遠に不変かしら？
(セリフ)
もし寛大なる扉が閉じていたら
天国の門は開いていることだろう
神は天使たちの上におられ
その天使たちは
神の御霊で育まれる
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牢屋の中で苦しみを表現している女性ダンサーを解放するかのように振る舞うMadonna。そして最後のダンスは見事です。
ちなみにこの女性ダンサー"Sofia Boutella"さんはMadonnaのダンサーを経て、今では俳優として活躍しています。なんと10月に公開される『スター・トレック』にメインの役どころで出演しています。すごい、大出世です！
自分の暗闇と闘い
天使たちがあなたの名前を呼ぶ
彼らが話しているのが聞こえる？
あなたはずっと同じ様にいてくれる？