ちょっとしたスリルの岩場のみならず、頂上でマスコットのノコリンに出会える🤭
そしてこの日のように天気に恵まれれば、北アルプスに南アルプス、御嶽山や恵那山、白山などなど、360度の絶景が拝める。
頂上に先におられた登山暦長そうな年配のご夫婦と楽しく話せたのも幸甚だった。
暖かな陽射しの中、並んで座り、お弁当を食べながら仲睦まじく談笑しておられた。
夫婦とは長い会話と教えられた。

ザックに荷物を片付けて立ち去り際、ご主人がまだおにぎりを頬張っていた私にも笑顔を向けて「よく来られのですか?」と尋ねられた。
「ここは初めてです。最近岐阜県の山にハマってまして」と言うと、「午前中の方がもっと綺麗」と。
しばし山談義が続いたあと、ご主人の後を奥様が続いて頂上を降りて行かれた。

そのあと、少し時間を空けて私も降りていくと、急斜面に少し手こずられていた奥様の後ろ姿があった。
私に気づかれ、道を譲ろうとされるのを手を振って「あ、自分もゆっくり降りて行きますから大丈夫ですよ」と言ったのだが、「いやいや、自分らは本当にゆっくりしか降りられないから」と。
すみませんと頭を下げてお2人を追い抜いていくのに、なぜかとても気まずい思いがした。
実は山の話をもっと聞かせてほしいという思いもあったのだが、何かにせき立てられる感じがして、そのまま先を急いでしまった。

多分、80歳に近いご高齢の方々だと思う。
きっといつしか自分もまた、後ろから追いついてきた年下の人に道を譲るのだろう。
あ、亀の歩みだから年下、年上関係なく今でもそうか🤭