美女対怪獣姪っ子の子供のアンちゃんにあそぼって誘われた。店に積まれた座布団を1枚、ポンと放り投げてやると……。「あかんで!」まだ舌足らずの喋り方で怒り、すぐさま片付ける。面白いので、何度も繰り返す。「もう、あかんで!」……。しまい目に店を清掃中のお母さんにちくりに。子供はお母さんの仕事をよく見ている。座布団を放り投げる私は、ビルを破壊する怪獣なのだ。何でもない一コマが、妙に可笑しくて暖かい。