幻の肉と言われて久しいミスジ。
腕肉の特に上質な部位です。
カットした断面の中心に筋が入りますが、軟らかくて全く口に残りません。
むしろ、ミスジの味をより濃厚にしているようです。

焼き上がった一切れを、噛まずに舌の上に転がすと、冬のやわらかな日差しに照らされた雪のようにじわじわと溶けて行きます。
水の代わりにあとに残るのは、春が来たように息づく味覚です。

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腕肉の塊


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分解後、左から、ミスジ三角、小三角、ミスジ


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ミスジ¥2,480
ミスジのブロックをカット、前側半分をミスジとして商品化(左)、残りは端材として利用


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今年ももうじきやって来るサイレントナイトに雪が積もったら、是非食べて頂きたいお肉です。