アレクサンダーテクニークは頭と首の最適化をすることによって、体の自由性を拡大するものです。
パフォーマンスが良好になるので、長時間、楽器演奏するクラシックのミュージシャンには好まれています。
もともとのイギリスのアレクサンダー協会で普及したやり方は背中を直立してイスに座る方法が主な指導でした。つまり楽器演奏する人にはうってつけなんですよね。悪い姿勢で変な緊張を強いると、指が動かなくなったり、難病のジストニアになることもあるからです。
ところがアメリカのスタイルはそういう型にはまるのを嫌い、ダンサーやヨガのように動的なパフォーマンスに焦点を当てたんです。だからイギリス流 vs アメリカ流はかなり仲が悪かったです。 お互いけなし合っていましたからねえ。「奴らのはアレクサンダーテクニークじゃない!ニセモノ」
でも第1世代、つまり創始者のFM・アレクサンダーの直々のお弟子さんが、みんな他界すると求心力が消えてしまいました。すると何でもありのワークになって、当時のアレクサンダーテクニークでやっていたことは、もう通用しなくなってしまったんです。
まあ、そういうのはどこの世界にもありがちなことですから、私も今さら当時のスタイルをやろうとは思いませんからね。
とはいえやはり原則は一貫しているわけで、それが「ヘッドリード」です。つまり体を動かす際には、まず頭が方向性を決めるわけです。その方向というのが「前に上」なんですね。
この意味、直立した立ち姿勢だと、なんだか意味不明なんですけど、動物のように四本足だと、なるほど!ピッタリ当てはまる!
そこでヨガのアサナなんです。特にアームバランスにはヘッドリードなしには、ちょっと考えられないくらいなものです。
腕支点で体を浮上する際にはヘッドリードしましょう!
