ヨガの木のポーズは「ヴリクシャアサナ」といいます。健康雑誌なんかにも載ってたりするので、たいていの人ならこれはヨガのポーズだということを知っているでしょう。
ハタヨガの初級アサナなので若者用の一般クラスはもちろん、高齢者用のクラスでも行われます。片足立ちで静止したバランスを維持することは、筋力の強化だけでなくて小脳の活性など大きなメリットがありますからね。
それでこのアサナ、実はヨガのポーズの中でもかなり歴史が古くてお釈迦様の時代にはすでにありました。苦行者の森に入ると片足立ちで腕を上げっぱなしの行者がよくいたんです。
私も1990年に初めてインドに行ったときには、苦行者のサドゥーが腕を上げたままの姿勢でいるのを街中でよく見かけるくらいたくさんいました。その後、2004年に再度訪れた時にはサドゥーの数はだいぶ減っていて、時々見かける程度でした。今日ではよほど特殊な場所に行かない限り、もうほとんど見かけないかもしれませんね。
それでいったい何で腕を上げっぱなしにしているのかというと、昔々の遥かに昔、お釈迦様が生まれるよりもず~っと前に、インドの修行者が神様に認められて、腕を引っ張られて神界に連れていかれたんです(これはひょっとして宇宙人のアブダクションだったのかもしれません・・・)
それを見ていた仲間の行者は、てっきり腕を高く上げていれば自分も同じように神様の世界に連れていってもらえると思ってしまった・・・それがそのまま苦行者の森の代表的な修行の一つになり、お釈迦様も森の参入者として一応はやったことでしょう。
そしてその後も木のポーズは行者に続けられて、やがてハタヨガのアサナとして取り込まれました。
だから、このアサナをやる時には、神様が自分の腕をつかんで上に引きあげてくれている、というのをイメージしながらやると、バランスが安定して静かに片足で立つことができますよ。
まずは3分間、立ち続けるのを目標にしましょう。腕を上に上げると肩が持ち上がって、背骨と肋骨を重さから解放してくれます。すると歪んだ背骨を自然なS字カーブに戻してくれるんです。
10分間できるようになったときには、背骨の健康はどんどん回復して思ってもみない効果が体に現れていることでしょう😇



