天候に振り回される今秋の三重大会。

 

 

遂に日程も変則的になって、準々決勝が平日に組み込まれる形になりました。

 

 

この2日間で、東海大会に進む3枠が4つに絞られる形になりますね。

 

 

 

ということで、2日間の準々決勝の結果です。

 

 

 

【27日・津球場】

第一試合:津商 8-2 四日市工

第二試合:木本 9-0 白山(7回コールド)

 

【28日・松阪球場】

第一試合:海星 2-1 宇治山田商(延長10回)

第二試合:三重 3-2 近大高専(延長10回サヨナラ)

 

 

 

 

準々決勝初日は、打線が活発で点数の入るような試合が続きましたね。

 

中地区1位の津商は初回に先制を許すもののすぐさま主導権を握り、最終的に突き放す形。

エースの松田投手が完投のようですね。

 

南地区で3位に入った木本は、白山をコールドで降しました。伝統の「黒潮打線」が本領発揮…といったところでしょうか。部員数が少ないですが、どこまで躍進するのか楽しみですね。

 

 

二日目・松阪球場は、いずれも延長戦になりました。

海星は山商打線を3安打に抑えて投手戦を制する形。津田学園とは打撃戦を演じていますし、2試合連続で1点差ゲームを制するなど、柔軟に対応出来る力がある…ということでしょうね。

 

三重は、甲子園でも4番を打った大越選手のホームランで試合を決め、ベスト4入りという形のようですね。夏を経験した選手も多いですし、今後も期待をしたいと思います。

 

 

 

 

 

さて、これで今秋のベスト4が出揃いました。

 

試合巧者の津商に、接戦に強い海星。

 

好投手・榎本投手を擁し打線も強力な木本、そして今夏の甲子園戦士が数多く残る三重。

 

 

 

4校それぞれカラーが違いますし、週末に行われる準決勝がどんな試合になるのか……。

 

 

非常に楽しみですね。

 

 

ただ、またしても台風が発生しているようで、この辺りも気がかりなところです。

一日遅くなりましたが、昨日の高校野球の結果でございます。

 

 

台風その他の天候不順で伸びに伸び、昨日やっと全出場校が揃った…という形でした。

 

 

 

 

ということで、3球場で行われた2回戦8試合の結果です。

 

 

【津球場】

第一試合:津商 2-1 松阪商

第二試合:白山 7-5 いなべ総合

第三試合:近大高専 7-2 神村学園伊賀(延長10回)

【松阪球場】

第一試合:三重 11-3 津西

第二試合:四日市工 2-1 桑名西

第三試合:海星 1-0 皇學館(延長10回)

【伊勢球場】

第一試合:宇治山田商 8-3 伊勢工

第二試合:木本 11-0 久居農林(6回コールド)

 

 

 

ここで取り上げるべきは、白山がいなべ総合を破ったことでしょうか。

 

 

北地区1位通過のいなべ総合に対し、白山は滑り込みでの通過。

 

やはり、一発勝負のトーナメントともなると何が起こるか分かりませんね…。

 

 

 

その他では、津商や四日市工・海星は接戦を制してベスト8進出、近大高専は延長戦を制してのベスト8、木本・宇治山田商・今夏代表の三重は打ち勝ってのベスト8となりました。

 

海星と皇學館、春は乱打戦を繰り広げ、今回は投手戦の延長10回。

この両校が対戦するといつも接戦になりますね。伝統校と新鋭校、そのライバル関係にも今後注目がいきそうです。

 

 

 

ということで、今秋のベスト8が出揃いました。

 

 

準々決勝は27日・28日に2試合ずつ行われます。

 

 

【27日・津球場】

第一試合:津商(中地区) - 四日市工(北地区)

第二試合:白山(中地区) - 木本(南地区)

【28日・松阪球場】

第一試合:宇治山田商(南地区) - 海星(北地区)

第二試合:近大高専(中地区) - 三重(南地区)

 

 

以上のような組み合わせになりました。

 

中地区・南地区から3校、北地区から2校と、偏ることなくバランスが取れてますね。

 

 

ここから先はあと2勝すれば東海大会という形。

 

3校が出場しますので、どんな顔ぶれになるか…ですね。

 

 

ベスト8のうち、木本・近大高専を除く6校は甲子園経験校。

 

もちろん、木本は好投手・榎本投手がいますし、近大高専も力強い打線を組んでくるチーム。

 

 

どこが抜け出してもおかしくない、そんな組み合わせになったかな?と感じます。

 

 

 

少しタイトな日程になりましたが、選手の皆さんにはベストコンディションで戦えるようにお祈りしたいと思います。

各所で「今シーズン最後の」という形で枕詞が付く季節になりましたね。

 

 

ということで、自分も「今シーズン最後のプロ野球観戦」に行ってきました。

 

 

 

バンテリンドーム、ナゴヤ球場、どちらを取っても本拠地最終戦。

 

 

「ならば、推しがいる可能性が高い方」ということで、ナゴヤ球場に行ってきました。

 

秋とはいうもののまだまだ陽射しは強く、残暑を感じる陽気でしたね。

 

ということで、「ひいき同士の最終戦」の結果です。

 

 

 

 

 

【9月25日 ウエスタン・リーグ公式戦】

丑 004 000 000 = R4/H9/E0

竜 001 000 001 = R2/H71E1

勝投手)辻垣

敗投手)大嶺

セーブ)横山

二塁打)福田・後藤(以上竜) 宜保・福永(以上丑)

[得点経過]

3表:園部 先制タイムリー

3表:宜保 タイムリーツーベース

3表:池田 2点タイムリー

3裏:福元 タイムリー内野安打

9裏:三ツ俣 タイムリー

 

 

 

 3回に6安打を集中させてビッグイニングを作ったバファローズ、一気に流れを掴み技巧派から複数のパワーピッチャーへのリレーでドラゴンズの反撃を抑えました。

 バファローズの先発は育成の辻垣投手、130キロ台の真っ直ぐですが、今日は右打者から逃げていくチェンジアップのようなボールが効果的でしたね。相手打線の見極めができておらず、ことごとく手を出す「打たせて取るピッチング」のお手本のようでした。夏に見た時よりも相手を見てピッチングできているように見えましたし、どんどんレベルアップしているな…と感じました。

 6回以降はリリーフ陣が後を継ぎました。漆原投手・張奕投手・K-鈴木投手とパワーリリーフを並べ、最後は横山投手が締める展開でした。6~8回を任された3投手は、一軍で活躍しても何ら不思議ないな……と思わせるピッチングだったと思います。

 

 打つ方では、3回に一気に打線が繋がって大量点、流れをぐっと引き寄せましたね。石岡選手のヒットを皮切りに計6本、ほとんどがセンターから逆方向で、強引なバッティングはなかったですね。先制の園部選手もそうですが、宜保選手が左中間を割るタイムリーツーベース。シュアなバッティングが魅力の宜保選手ですが、それに加えて力強さも備わってきたのかな?と感じます。守りでも、より華麗にダイナミックに、送球も正確ですし着々と進化しているように感じました。元選手は逆方向のライトに鋭いライナー性のヒットを2本、池田選手はバットを折りながらも執念のタイムリー。「全員で1点ずつ取りに行く」という姿勢がこの大量点に繋がったのかな?と感じますね。

 

 

 

 

 本拠地最終戦に敗れたドラゴンズは、前半の若手を中心とした投手陣が乱れて、チームに流れを持ってこられませんでしたね。

 先発の育成・大嶺投手は、140キロ台中盤が出ていてバットを折ったりとボールの勢いはあったように思いますが、1本打たれたり四球でランナーを出したりすると投球が一変。高めに浮いて痛打され、3回には連打を浴びて一気にノックアウト。修正できないままガタガタと崩れてしまった印象が否めませんね。その後もタバーレス投手や松田投手など、計8人の投手を起用してバファローズの勢いを止める形になりました。前半は育成選手や経験の浅い選手が多く起用されましたが、それぞれが四球を与えて、なかなかリズムを掴めない展開になっていましたね。

 その投手陣の中で特筆すべきは5つのアウトをパーフェクトリリーフの田島投手でしょうか。スピードはそれほどなかったものの、スライダーのキレが抜群に良く、空振りが取れて引っかけさせて、力で押すピッチングから「技」を身につけてモデルチェンジしたかのようなピッチングでしたね。ナイスリリーフでした。

 

 打つ方では、前半はバファローズ先発・辻垣投手のチェンジアップを巧みに使ったピッチングの前に翻弄されるかのような攻撃でした。

 そういった苦しい攻撃の中で気を吐いたのは経験豊富な福田選手だったり後藤選手と言えそうですね。福田選手はチーム初安打となるツーベースをセンターフェンスダイレクトに放っていました。福田選手はこの他にも大きな外野フライが2本ありましたし、「らしい」豪快なバッティングが戻っているような感じがしました。後藤選手はチーム2本目のヒットとなるツーベースをライト線に。空気を裂くような痛烈なライナー、スカッとするような後藤選手らしい当たりでした。

 ドラゴンズの1点目は内野安打(辻垣投手のベースカバー遅れ)によるものでしたが、最終回の1点は三ツ俣選手が食らいついてセンターにはじき返すものでした。この試合では併殺があったり失策が記録されたりと、三ツ俣選手らしくないプレーもありましたので、それを取り返すような一打になりましたね。

 こういった執念が、今のドラゴンズには必要なのかな?と感じますね。

 

 

 

 

 

ということで、今シーズン最後のプロ野球は、バファローズの勝利で終わりました。

 

 

 

朝から球場前の喫茶店に行き、時間をつぶしつつ開門を待ち、そしてプレイボールして目の前で繰り広げられる激闘。

 

 

何だかんだで待ち時間は過ぎていきますし、本当にいい時間になったなぁ…と感じます。

 

 

 

各所で「これで今季は終わり」という区切りが見えてくると、ちょっと感慨深くもなり寂しくもなりますね。

 

 

 

 

今回も読んでいただき、本当にありがとうございました。

台風に振り回され、天候に翻弄され、順延に順延を重ねた秋季三重大会。

 

 

今日やっと、開幕にこぎつけることができました。

 

 

県内4球場で一回戦10試合が行われる形、その試合結果です。

 

 

 

【四日市球場】

第一試合:海星 13-9 津田学園

第二試合:皇學館 15-7 暁(7回コールド)

第三試合:桑名西 12-2 上野(5回コールド)

 

【津球場】

第一試合:久居農林 1-0 久居

第二試合:近大高専 6-2 高田

第三試合:津西 8-7 四日市

 

【松阪球場】

第一試合:白山 2-0 松阪

第二試合:木本 5-1 伊勢

 

【伊勢球場】

第一試合:伊勢工 6-5 菰野

第二試合:松阪商 7-4 宇治山田

 

 

 

 

以上のような10試合になりました。

 

四日市球場は3試合とも二桁得点の入る試合、県内屈指の実力校同士の対戦ということで注目度が高かった海星と津田学園の試合は、両軍計30安打を越える打撃戦、それをわずかに海星が制した形ですね。

 

その他では、久居農林と久居の「ご近所対決」は久居農林が虎の子の1点を守っての初戦突破となりました。

 

近年躍進著しい白山は松阪を完封で撃破、好右腕・榎本投手の好投があった木本は伊勢を降しました。

 

伊勢球場では、今夏ベスト4の菰野が初戦で伊勢工に敗れる形になりましたね。同じく夏ベスト4の松阪商は伝統校・宇治山田に打ち勝った形。

 

 

 

 

初日はこのような形で、やはり新チーム結成して2ヶ月ほどということで、大味な試合もあるのかな?という印象を受けますね。

その中で久居農林-久居の試合は両校に引き締まった守りもあったと聞きますので、素晴らしい試合になったのかな?と感じます。

 

 

 

 

明日は二回戦、各地区を1位や2位で勝ち上がった学校も登場しますし、今日勝った学校とどんな試合を繰り広げるのか…といったところでしょうか。

 

 

今夏の甲子園に出場した三重だったり、準優勝の津商、北地区1位のいなべ総合、南地区1位の宇治山田商なども登場です。

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、9月後半になって一気に秋めいてきましたね。

 

 

そして、毎年秋が深まる時期に行われるのが「JABA伊勢・松阪大会」でございます。

 

 

まさしく「伊勢・松阪の秋を彩る大会」ということになりますね。

 

 

その組み合わせが先日決まり、出場チームの日本選手権に向けての動向も定まりましたので、このタイミングで組み合わせと個人的な見所を書いておこうかと思います。

 

 

 

 

【Aブロック】

・トヨタ自動車(都市対抗:ベスト4/日本選手権:出場決定)

・東邦ガス(都市対抗:一回戦/日本選手権:予選敗退)

・バイタルネット(都市対抗:予選敗退/日本選手権:出場決定)

・JR東日本(都市対抗:ベスト8/日本選手権:予選敗退)

 

【Bブロック】

・日本製鉄東海REX(都市対抗:予選敗退/日本選手権:予選敗退)

・Honda鈴鹿(都市対抗:一回戦/日本選手権:予選敗退)

・日本生命(都市対抗:予選敗退/日本選手権:出場決定)

・JPアセット証券(都市対抗:予選敗退/日本選手権:予選敗退)

 

【Cブロック】

・東海理化(都市対抗:予選敗退/日本選手権:予選敗退)

・三菱自動車岡崎(都市対抗:予選敗退/日本選手権:予選敗退)

・大阪ガス(都市対抗:一回戦/日本選手権:出場決定)

・東芝(都市対抗:一回戦/日本選手権:出場決定)

 

 

 

 

 

ということで、過半数が今大会をもって今季の公式戦を終了する形になりますね。

 

 

Aブロックはトヨタ自動車・JR東日本と都市対抗でも上位に名乗りを上げたチームが入りました。特にトヨタ自動車は3枠しかない日本選手権の東海予選をストレートで通過しての伊勢大会ですから、意気上がるところでしょうか。

日本選手権に出場を決めたバイタルネットや今夏の都市対抗にも出場した東邦ガスも、力はありますし、トヨタやJRとどう戦うか…楽しみなところですね。

 

Bブロックは、「今年苦杯をなめたチーム」が集まった形になりますね。日本生命は、日本選手権対象大会を制しながらも都市対抗は予選敗退。Honda鈴鹿は日本選手権予選であと一歩の所で敗退、東海REXやJPアセット証券は二大大会の出場を逃しましたので、こういう大会でどんな試合を見せてくれるか…楽しみですね。

また、日本生命には伊藤外野手や松葉内野手、JPアセット証券には犬飼外野手が、そして地元のHonda鈴鹿。三重県にゆかりのある選手が多いのもこのブロックの特徴でもあるでしょうか。

 

Cブロックは吉村投手をはじめベテランから若手まで経験豊富な選手が揃い、平馬監督のタクトにも注目される東芝。昨年の日本選手権優勝で河野投手・三井選手とプロ注目の選手を擁する大阪ガスが強大な戦力を誇ると思いますが、東海理化や三菱自動車岡崎も十分対抗できる力があります。東海理化・三菱重工岡崎は来年の二大大会に向けて収穫のある大会にしたいところでしょうか。

 

 

 

 

ということで、半数以上が惜しくも日本選手権の出場を逃したチームということになります。

 

そういったチームは来年の二大大会に向けて、どういう方針で起用するのか、将来を見据えた起用になるであろうと予想されますね。

 

 

 

トヨタ自動車・バイタルネット・日本生命・大阪ガス・東芝は日本選手権への出場権を獲得しています。

 

現時点での選手の仕上がり、ベンチワークの成熟具合等、本番まで1ヶ月ないという段階でチームがどの位置にいるのか…という「力量を測り、本番に向けてモチベーションをあげていく大会」とも言えそうですね。

 

 

 

秋を彩る伊勢・松阪大会は10月7日から5日間の予定で行われます。

 

 

自分も、可能な限り球場に足を運んでみたいと思います。