第2の運動会 | 憧れの『称号』を掴む時・・・/2:59

憧れの『称号』を掴む時・・・/2:59

走るオヤジ!
苦節2年、故障を克服し「第1回大阪マラソン」で完全復活!
次なる野望 ・・・ その称号を手にするまでの記録を綴る。

昨年同様、今年も運動会2連チャンが始まってもうた。
何が悲しくて二日も連続でリレーのアンカーをつとめなアカンねん・・・

そんな事を嘆いていてもしょうがない。
これも、俺の足が速いがゆえ、そして可愛い子供の為やし。
子供には、オヤジが運動会でごぼう抜きされ、いじめられて
肩身の狭い思いをさせたくない。
どうせなら、

「〇〇ちゃんのお父さん、はや~い!!」

と褒め称えられ、人気者にしてやりたい。
全身筋肉痛の身体にムチ打って出動するのである。

朝、6時起床。
ゆっくりと朝食をとったあと、7時に保育園に集合
まずは、オヤジ達だけで子供の為に運動会の設営。
ポールを立ててテント設営。
約1時間半、これだけで結構キツイ朝の重労働やったわ。

一旦自宅へ戻り、入れ替わりに嫁が子供を保育園に送り届ける。
そして、9時半開会式がスタートだ。

例のごとく、俺は交代で準備係も担当することになっている。
プログラム番号9番から16番まで、競技ごとにマットを運んだり
跳び箱を担いだりと大忙しである。

うちの娘も年中組になり、昨年より出場種目も増えた。
左手に平均台、右手にビデオカメラ、公園内を所狭しと
娘を追いかけて走り回るのである

午前中のプログラムが終了し、お弁当を挟んで今度は
父兄参加の種目が昼から始まった。
綱引きや玉入れなど、子供と一緒に盛り上がっている。

そして最終種目。
やってきました紅白対抗リレー!
園児代表、卒園児代表、先生代表、そして父兄代表。
それぞれ2名ずつ合計8名が1チームとなり、赤2チーム
白2チームの4チームでのレースとなる。

中間得点では、我が子が属する白組が一歩リード
このまま逃げ切って是非勝利をおさめさせてやりたい。

昨日みたいに死ぬほど緊張せず、楽しく走れるのが何よりやわ。

「ヨーイ  ドン!」

の掛け声とともに、4人のちびっ子が駆け出す。
子供たちにはちょうど良いトラックだが、大人には
狭すぎる。
あまりにも小さいトラックなので、直線がなくひたすら
コーナーがつづく。 つまり抜き場所がないのがツライ。

第1走者、うちのチームはビリだ。
そして、バトンが2走、3走と渡されていくが、相変わらず
ビリのまま周回されていく。

トラックが短いと多少の走力に差があったとしても、
そんないうほど差はちぢまらへん。
当初のルールでは、アンカーも1周で終わりの予定だったのだが、
トップチームのアンカーがスタートラインにつく直前に先生が

「アンカーは2週にしましょう!」

と急にルールを変更しよった。

「よっしゃ!」

当然距離が伸びると、俺には有利に働く。
2週走っても100M弱なんやけどね。

そして、ついに俺の右手にバトンが手渡された。
大人気なく、保育園の運動会で全速力で走る俺!

「娘よ、オヤジの雄姿をよく見ておけ。」

バトンを受けてすぐ、第2コーナー(何度もいうが
実際はずっとコーナー)で3位の奴をまくった。
そのまま2位との距離をぐんぐん縮め、第4コーナーで
奴がわずかに右へ膨らんだスキをつきINからさし、
2位に浮上。

その瞬間、トップが余裕ぶっこいて観客に手を振りながら
はしっているのが見えた。

「このボケ抜かな気ぃすまへん!!」

2週目の第2コーナー。
一瞬振り返った奴と目が合った。
奴の表情が焦りに変わった。
まさか、ここまで詰められてると思とらへんかったみたい。
旧にペース上げよったけど俺にもまだ十分余力はある。
追い上げる俺に子供たちの歓声が聞こえる。

「アンカーすごい速い~」

「娘よ、見ているか、嫁よ、ビデオにとってるか」

だがしかし、追いつくには距離が短すぎた。
この同じ距離でも、直線ならなんとか抜けたが
円形トラックではかなりの無理があった。
惜しくも2位でのゴールとなった。

だが、同じ2位でも前日とは気分はちがい、
子供の嬉しそうな顔をみて

「頑張ってよかった!」

と感じた。

その晩、夕食時に昼間のビデオを見ながらの一家団欒となった。
お遊戯、縄跳びかけっこ、跳び箱。
自分の子ながら、知らぬ間にいろんな事が出来るようになっているのを見て
すごく感動した。

そして、最終種目の紅白リレー
俺の勇姿はどのように映っているのだ?

 


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(# ゚Д゚)つ〃∩ ゴルァ ゴルァ ゴルァ

 嫁ッ~!!

紅白リレー、なんにも撮れてへんやないか

ボケェ!!!