幼なじみ | 憧れの『称号』を掴む時・・・/2:59

憧れの『称号』を掴む時・・・/2:59

走るオヤジ!
苦節2年、故障を克服し「第1回大阪マラソン」で完全復活!
次なる野望 ・・・ その称号を手にするまでの記録を綴る。

なんかのきっかけで、たまに実家へ帰ったりなんかすると
思いがけない奴と再会することもある。

子供と一緒に、思い出にふけった帰り、わき道から出てきた
一人の男性とすれ違った。
一瞬、何気にやり過ごそうとしたが次の瞬間何かが記憶の扉を
ノックした。
(あ、そういえば横山ノックさん、ご冥福をお祈りします。)

(あっ、〇田や!)
そう気付いた瞬間、その男性の顔をもう一度確認。
やっぱり間違いない。

「・・・。」

声をかけるほど仲良くもなかったので、結局やり過ごした。
ヾ(°∇°*) なん~じゃ、そらぁ!

そのまま長女と帰宅。
そして、家の前でご近所さんに遭遇。
笑顔で軽く会釈し、「こんにちは。」と挨拶。

すると、その女性が
「あっ、〇田君(俺のこと)、久しぶり。覚えてる?
 私、同級生やってん。旧姓、〇村!」

n(ー_ー?)ン?

(o゜ー゜o)??

(*´д`)??


(あ、いえ、全く記憶にございません)

実は、この女性の話は以前から母さんに聞いていた。
最近、うちの実家の向かいに越してきたらしいのだが
俺と同級生だというのだ。

とりあえずその場はお茶を濁して家の中へと入ったが
どうしても思い出せない。
速攻で2階へ上がり、古い段ボール箱をひっくり返し
中学の卒業アルバムを引っ張り出す。

1組から順にページをめくり一人一人顔を確認

2組・・・

3組・・・

  ・
  ・
  ・

9組・・・

「あれっ? いない。」
最後の組まで確かめたのに見当たらない。

もう一度、1組から1文字ずつ名前を確認

「あ、いたっ! こいつや」

中学時代の顔を見ると、なんとなく記憶がよみがえった。

「おった、おった。なんとなく覚えてる。
 こいつ、何部やったっけ?」

と、ページをめくり、クラブ写真を確認していく。
そして、そこに現れたのはたった1人の部員が机に座り
その脇に2人の顧問が立っているだけの寂しい写真が1枚。

そう、そのたった1人の部員はまぎれもなくあいつだった。

今、ようやく記憶の扉が開かれた。
部員1人。 卒業前にして後輩部員0人。
最後の部員卒業後は、廃部が決定するクラブ。

「英文タイプライター部」

そう、それがあいつだ。
多分、俺とは最も真逆の文化を持つ人物。
どうりで思い出さないわけだ...