銅像日記No.99 山梨県・河口湖の銅像 | 銅像のススメ~めざせ次世代観光カルチャー~

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観光名所は二の次、「銅像」主体の紀行をテーマにしたブログです。
男の観光カルチャーであった「歴史見聞」「鉄道」も今や 「歴女」「鉄子」が出現するブームになっております。
ならば、銅像好きの女性「銅女(ドウジョ)」が生まれるようなブームを作り出しましょう

何度訪れても 飽きない場所の一つであります・・・名峰:富士山。
国道137号線を沿って 河口湖に来ました。

河口湖チーズケーキガーデンという 美味しそうな ケーキ屋さんの向かいにある 小さな公園があります。
※結構 朝早くに行ったので、お店開いていませんでした・・・・。

「林作公園」という小さな門構えのある公園です。 車で通ると意識していないと通過してしまうでしょう(汗)

公園内の東屋の向こうに 背広姿の人物像が見えてきます。


梶原林作
場所:山梨県富士河口湖町 林作公園

台座には 「愛郷」とだけ書いてあり、横にある石碑に 公園に由来が書いてあります。

「この公園の土地及び休憩舎並びに公衆便所は 船津地区出身で東京在住の梶原林作氏の
御寄附によりつくられたものです。 昭和58年8月31日  河口湖町」


梶原林作像から 湖に向かうと アートな銅像を目にします。

なんと このアート像の作者は、 多くの偉人顕彰像の名作を生んだ 彫刻界の巨匠:北村西望氏ではありませんか!!!
しかもこの像が 最後の作品であり 河口湖のシンボル像 「源泉」という題名が付いていました!!

壺は 河口湖になぞらえ 知恵・希望・生命・五穀豊穣の泉で生命の根源を表し、左側の女像は「正」、右側の女像は「反」を意味しているとのこと。

さらに 湖に近づくと スワンボート乗り場が見えてきます。
ぜひ 家族・カップルで来たときには、ボートに乗って遊んでみてはいかがでしょうか。


国道137号を 河口湖大橋方面に向かい 「産屋ヶ崎」を目指しました。
写真家;岡田紅陽の胸像 or レリーフがある!!という情報がネットに記載されてはいるのですが画像がなく以前から気になっていたので 銅像探偵魂に火が付き、確認をしに行ってきました!
(レリーフ=胸像と表現する人がいるので、おそらくレリーフだろうなあ・・・とは思いましたが万が一の期待を持って・・・)

産屋ヶ崎トンネル手前で 産屋ヶ崎文学碑という看板を見つけました!
 
トンネルを超えて、数台の駐車スペースに止めて 銅像探索開始です。
小さい神社や、釣り場、古い家屋(キャンプ場入口?)があるだけで、胸像もレリーフも 文学碑すらも見つからない??
彷徨いながら 富士山の写真を撮影していると 地元の年配のお父さんが、産屋ヶ崎の由来(木花開耶姫命が、この地で子供を産んだ伝説)やこの場所、この風景が 「産屋ヶ崎から見る 富士山」だ。 
ぜひ家に帰ったら この場所を広めて欲しい というようなニュアンスのことを熱心に語られました。
このブログを通して お父さんの意思を継がせていただきました!!

さて 肝心の胸像探索ですが、遊歩道があったため、ここかも・・・・と湖畔沿いを歩いてみました。


ハワイアン風なホテル 「KUKUNA」付近まで歩いていくと・・・・

ホテルの前に 2体の銅像を発見!!
一つは ギリシアの哲学者風な男性と  もう一つは 裸婦像。
しかし、これではないっ!!

※実は、こっち方面を探索し始めて この銅像を発見したのは、同行していた妻でした!
偉人顕彰像の発見とはなりませんでしたが、こんなノーマークな場所で 
銅像を2体も発見するとは なかなかやりよる・・・。
 
結構 遠くまで来てしまったが、遊歩道を元来た道に戻ってみると 何やら岬に行ける道がどこかにありそうな気配。


神社や古い家屋がある場所を よく探してみると 岸に降りる けもの道のような藪を発見。
下りてみる。

壊れたボートが放置してあるような場所でしたが、さらに探索してみる

藪をかき分けた先の岩場に それは見えてきました!!

こんな場所では、通りすがりの観光客には、見つけることが出来ないですよ・・・。


やっぱり レリーフでした。

岡田紅陽
山梨県吉田河口湖町 産屋ヶ崎 

1000円札、5000円札の 表に記載の富士山のモチーフとなった写真を撮影した写真家ということです。


銅像発見!とはなりませんでしたが、久しぶりに 銅像探索を堪能することが出来ました。
こういう宝探し的な楽しみ方も 銅像鑑賞の醍醐味です。

撮影日:2016/6/5