アウローラ〜夜明けに向かって〜 -5ページ目

 

4月17日はキリストの復活祭イースターでした。

復活祭イースターは、イエスが十字架に架けられ刑死した3日後に復活を遂げたという、史実に沿ったキリスト教の祝祭日です。

 

イースター当日、キリスト教圏の国や地域ではカラフルに彩られたイースター・エッグが街中や家中に飾られ、人々に配られたり、親しい人にプレゼントしたり、欧米圏では室内や広場、公園のあちこちに前もって隠された卵を探して見つけるエッグ・ハントが催されて、家族や地域でこの日を祝い、楽しみます。

 

 

キリスト教以前の原始的な土着の自然崇拝や多神教的神話世界では、無機的な殻の中に命を宿し、やがて固い殻を打ち破って中から新しい命が生まれてくる卵は、大自然の植物が枯れて木々が葉を落とし、生命が死に果てる厳しい「冬」から、やがて時が巡り、死に絶えたように見えた植物や木々が芽吹き、花々が咲き誇り大自然の生命が復活する「春」の到来を祝う古代祭祀や、命を生み育てて豊穣をもたらす地母神の象徴とされてきました。

卵は「新しい命」と「復活」の象徴なのです。

 

やがて伝来してきたキリスト教と土着の信仰~自然崇拝や多神教~が融合します。

 

ある日突然、不動の卵にヒビが入り、殻が破られて中から新しい命が出現する卵は、死して動かぬ屍となり果てながら息を吹き返して墓(殻)の中から出現し、復活して弟子たちの間を歩まれたイエスを彷彿とさせることから、卵はキリスト教の祝祭である復活祭イースターの象徴にもなったのです。

 

 

ウクライナで最も信徒数が多いウクライナ正教会などのいわゆる東方正教会はユリウス暦を採用しており、復活祭イースターは今年2022年は4月24日に祝われます。

 

ウクライナでもイースター・エッグが造られて人々がイエスの復活を祝いますが、ウクライナのイースター・エッグは「ピサンカ」と呼ばれ、ろうけつ染めという技法を用いて非常に精緻で繊細な彩色と模様を施されることで世界的に有名です。

 

ウクライナでは古来、卵の黄身が太陽と似ていることから、卵は「太陽」の象徴ともされてきました。

裡に新しい命を内包する卵はウクライナにおいても「新しい命」や「希望」を象徴し、沈んでもまた昇ってくる太陽の特性から「復活」の象徴ともされてきました。

 

 

 

 

ウクライナとウクライナ正教会は、国家として、教会として、独立を果たす為、私たちの想像を遥かに絶するほど長くて困難な道のりを、数多の苦難を-多くの人々の血と涙が流された慟哭の歴史を-乗り越えて、現代になってようやくウクライナは主権国家として独立を果たし、ウクライナ正教会もまた、本来あるべき地位を取り戻すことが出来ました。

 

ウクライナの歴史を詳述すると膨大な長さの記事になってしまう為割愛しますが、ロシア(昔の国名は違いましたが当記事ではロシアと表記します)やオスマン帝国、ポーランドやリトアニア他の大国に囲まれて、ウクライナ人は自分たちの国を持つことを夢見て大国相手に戦い、交渉し、また戦う・・・を何度も何度も繰り返し、その過程で彼らは自分たちの国を持つどころか何度も大国から侵略され、組み敷かれて支配されてきました。

 

支配国や侵略国によってウクライナの文化は破壊され、ウクライナ語に至っては話すことも書くことも、ウクライナ語による出版も禁止されました。

支配国による思想統制下の不当逮捕や粛清、略奪や強制移動、虐殺…それでもウクライナ人たちは決して諦めず、戦って戦って、戦い抜きました。

 

特にロシアは今に始まったことではなく、歴史を通してウクライナの人たちを翻弄し、蹂躙し続けてきました。

 

ロシアの支配から逃れる為、第二次世界大戦中、バンデラという指導者はナチス・ドイツがウクライナをロシアから解放してくれるのではないか?と一縷の望みをかけてナチス・ドイツと手を組む決意をしましたが、バンデラの思いは踏みにじられ、ウクライナのほぼ全土がナチスによって支配されました。

スラブ民族であるウクライナ人はナチスから劣等民族と見なされて、集団懲罰と称して村ごと殲滅させられたり、数十万人がドイツへ強制連行させられ、劣悪な環境下で過酷な強制労働に従事させられました。

ウクライナ国内には180もの絶滅収容所が建設され、多くのロシア兵捕虜やユダヤ人、ロマ人が収容所に送致され虐殺されたのです。

 

第二次世界大戦後もウクライナは独立が叶わずソ連に組み入れられ、ソ連が解体されてようやく1991年、ウクライナ人は自分たちの国を建立し、主権国家として世界に認めてもらうという、彼らの何代にもわたって遡る先祖から、連綿と引き継がれてきた民族の悲願を遂に達成することが出来ました。

 

ウクライナの人たちは彼らの先祖でもあるウクライナ・コサックが、世襲制ではなく民主的に話し合いをしてリーダーの器にふさわしい人物を指導者に選出してきた伝統と、個々が外圧に対して勇敢に戦ってきたことから、自国の政治の腐敗に対しても躊躇なく声を上げて抗議しました。

政権交代や革命を繰り返した結果、若くて清廉潔白なゼレンスキーが2019年5月20日、国民の信任を得て大統領に選ばれました。

 

ゼレンスキーが大統領に就任した同じ年、2019年1月、それまでロシア正教会の管理下に置かれていたウクライナ正教会が、東方正教会の総本山コンスタンティノープル総主教庁によって、晴れて独立を承認されました。

 

ウクライナの人たちが自分たちの教会を持ち、ゼレンスキーを中心に政治の腐敗や汚職を一掃し改革を断行していった矢先、独立国家ウクライナはロシアから一方的に侵略されました。

 

プーチンは「ウクライナはロシアの一部」などと自分の都合のよいように歴史を曲解し、「ウクライナはネオナチ国家だ」などと侵略の正当性を吹聴しますが、いずれもウクライナとロシアのこれまでの関係性やウクライナのナショナリズムの成り立ちを知れば、プーチンの主張は根も葉もない言いがかりであり、虚妄に過ぎないと、すぐにわかります。

 

ロシア語話者がウクライナに多いことは事実で、ゼレンスキー大統領も元はといえばロシア語話者です。

ウクライナの国土は様々な民族が居住し、様々な国から支配され、侵略を受けてきたという事実があります。

特にロシアによる支配、属国化の時代が長かったですから、ウクライナの人たちの多くはロシア語を理解し、日常会話でロシア語を使用する人も多くいて、ロシアに親族が住んでいる人も多くいます。

だからといって、「ウクライナはロシアの一部」などというプーチンの主張は、主権国家ウクライナとウクライナ人に対する冒涜でしかありません。

 

実際、ゼレンスキー大統領を例に挙げれば、ウクライナ東部のユダヤ系の家系に生まれ、ロシア語を話して育ちましたが、彼の民族としての「わたしは○○人である」というアイデンティティは、云うまでもありませんがウクライナにあります。

ゼレンスキー大統領に「あなたは何人ですか?」という愚問を敢えてぶつければ、「ウクライナ人ですよ」と辛抱強く応えてくれるでしょう。

 

このようにウクライナにおいては、ウクライナ語話者のみがウクライナ人のアイデンティティを有している訳ではなく、ロシア語話者でも他の少数民族の言葉の話者でも、「わたしはウクライナ人である」というアイデンティティを持ち得るし、ウクライナ語を話さなくてもウクライナ人としてのアイデンティティは成立する、という彼ら固有の複雑な事情をまず理解すべきです。

 

また、頻繁に取り沙汰されるウクライナのナショナリズム(民族主義)についてですが、ウクライナに限らず、この地球上どこにでも極右やネオナチはいます。

あなたの街にも、あなたの会社にも、あなたの大学にも、日本中どこにでも、もちろん欧州各国や米国にもロシアにも、極右やネオナチは沢山います。

 

ではウクライナのナショナリズムがどこまで危険なものなのか?

プーチンが危惧する通り、ウクライナはネオナチ国家なのか?

ウクライナは上記で概要を説明した通り、諸外国から侵略や支配を受け続け、伝統文化を破壊され、ウクライナ語による会話や筆記や出版を禁止され、およそ「ウクライナ」という存在、意識そのものを否定されてきた歴史があります。

 

その過程で、ウクライナの人たちが

「わたしたちはここにいる!」

「わたしたちはここに存在する!」

とウクライナの存在を世界に向けて、魂の底から叫び続けた慟哭がウクライナのナショナリズムを形成したのであり、かつての大日本帝国やナチス・ドイツが他国や他民族を劣等と見なしてヤマト民族やドイツ民族の優越性を内外に誇示し、他国を蹂躙し支配下に組み敷き、他国の文化を破壊し他民族を虐殺したような危険極まりないナショナリズムとは成立も性質も全く異なります。

 

ネオナチの集団としてよく名前が挙がるアゾフ連隊ですが、過激な思想を持っていたリーダーは既にアゾフ連隊から離れ、政党を創立しましたがゼレンスキー政権では1議席も有していませんし、アゾフ連隊は正規軍の組織下に編入され、今ではロシア軍に陸からも海からも包囲されたマリウポリを、同地のアゾフスタリ製鉄所に立てこもり、死守し続ける英雄たちです。

 

ちなみにロシアがナチス・ドイツと戦ったスターリングラード攻防戦が、第二次世界大戦においてナチス・ドイツが敗退するターニング・ポイントとなったことから、ロシアは「我々が欧州をナチスから解放した」という自負を抱いてきました。

この自負が嵩じて、ロシアに敵対するもの、ロシアにとって不都合なもの、非ロシア的なものにはなんでも「ネオナチ」のレッテルを貼る、という傾向がロシアにはあり、ロシア側によって「ネオナチ」呼ばわりされた個人や国家や団体を、額面通りにネオナチであると受けとめることは到底出来ません。

 

 

 

これまでの歴史を通して、ロシアという国がウクライナの人たちに対してどんな振る舞いをしてきたか、プーチンがチェチェンとシリアで何をしてきたかを知れば、ウクライナの人たちが何故、多大な犠牲を払ってでも戦うことを選択するのか、ウクライナの人たちの気持ちが痛いほどわかります。

 

ウクライナの国土をロシアの国土に併合し、ウクライナ人をロシア人に完全同化させ、世界からウクライナという国も、ウクライナ人という民族も完全に消滅させることがプーチンの真の狙いだと、ウクライナの人たちは見抜いています。

 

実際、ウクライナの一般市民に対する虐殺やレイプは、統制の取れていない末端のロシア兵が散発的に気まぐれに起こした犯行ではなく、ロシア軍の精鋭部隊による組織的な犯行であると、日本含め西側諸国の軍事専門家は指摘していますし、ロシア軍に制圧された地域からウクライナの一般市民が多数、ロシア軍によってロシア国内に強制的に集団移動させられていることも確認されています。

 

だからウクライナの人たちは、目の前に広がる戦場と化した荒廃した国土、町のあちこちに埋葬することも叶わずに横たわる無残な姿の夥しい数の遺体を目にしても、ひるむことなく、心折れることなく、断固として戦い続けているのです。

 

 

 

更に、ウクライナに対する侵略を正当化するための言い訳の一つにプーチンが言及していた「NATOの東方拡大」についてですが、2度の世界大戦を経て国連憲章が批准され、世界各国がこれを遵守することでお互いがお互いにとって脅威とならないように、他国を攻める為ではなく集団防衛の為、NATOという軍事共同体はあります。

NATOが東方に範囲を広げてきたからと言って、一体それが何だと言うのでしょう?

 

NATOへの加盟は各国が自由意志で判断し、NATOに加盟したければその旨をNATOに申請します。

加盟を申請したからといって、簡単に加盟出来る訳ではなく、NATOの基準に満たなければ加盟は認められません。

 

それをプーチンは、NATOのセールスマンが欧州各国を巡って「うちに入って一緒にロシアを攻めませんか?」と勧誘して回っているとでも言うのでしょうか?

被害妄想も甚だしいし、「NATOの東方拡大がロシアやプーチンにとって脅威になった」などと言っている有識者は、過去の東西冷戦時代から、頭の中身も世界地図もアップデートされていないのか?と疑いたくなります。

 

ロシアや中国の軍備は他国へ攻め入り他民族の存続を脅かし、自国の覇権を拡大する為のいわば古い時代の野蛮な軍備であり、ウクライナ、米国、NATO加盟国の軍備は自国と同盟国を守る為の防衛的軍備で、同じ軍備でも性質が全く異なります。

 

 

 

そして有史以来、人類は数えきれないほどの戦いを繰り返し、多くの血や涙を流し、数多の犠牲者の屍の山を大地に築き上げてきました。

歴史を通して人類は、他国にいきなり攻め入るのは野蛮なこと、という共通認識を養ってきました。

プーチンが主張するようにウクライナ東部でロシア系住民に対するジェノサイド(大量殺戮)が本当にあったならば、ロシアは国連安全保障理事会の常任理事国でもあるのですから、国際社会に訴え、国連などの公の場でウクライナと対峙し、正々堂々と話し合いをすべきでした。

 

ちなみに国際機関はウクライナ東部において、プーチンが主張するようなロシア系住民に対するジェノサイドは無かったと確認しています。

 

「ウクライナはロシアの一部」「ウクライナ国家はネオナチ」など数々の事実とは全く相容れない妄言、NATOがロシアを脅かしてきたという被害妄想に加え、ウクライナ東部でロシア系住民に対するジェノサイドがあったとする主張も嘘偽りで証拠資料などを提出出来ない為、プーチンは国連など第三者的な国際機関に訴え出ることはそもそも出来ず、国際社会でウクライナと話し合いのテーブルに着くことも避けたのです。

 

国連憲章を踏みにじり、話し合いの過程も経ずに他国へ攻め入り自国に併合してしまおうなどと、このようなロシアの蛮行がよもや実現してしまったら、その悪しき前例に追随する愚かな国が間違いなく出てきます。

 

苦難の歴史を通して世界が築き上げてきた世界秩序は乱れ、善悪の判断基準は曖昧になり、暴力が蔓延して世界は混沌とし、平和という概念が地上に実現することは永遠に無くなるでしょう。

 

 

だからウクライナは、何よりウクライナの人たち自身の為に、そして世界秩序の維持の為に絶対に勝利しなければなりません。

少なくともウクライナが戦うことを選択し続ける限り、世界は一丸となってウクライナを全面的に支援し続ける必要があります。

 

 

 

 

ところで、米国が背後にいてウクライナをけしかけ、ウクライナに代理戦争させている、米国は戦争をやりたがっているし、裏で暗躍して第三次世界大戦を引き起こそうとしている、というとんでもない陰謀論があります。

陰謀論に対しては反論含めて一切、相手にしないことをもって陰謀論に対する答えとしてきましたが、今回だけ触れることにします。

 

米国が第三次世界大戦を引き起こそうとしているならば、とっくに米国は尻込みするNATO加盟国の尻をひっぱたき、NATO軍と米国正規軍をウクライナに派兵していたことでしょう。

 

また、ウクライナの人たちがもしも米国のために代理戦争をしているならば、あのように高い士気を保持し続けることは不可能です。

そもそも、ウクライナの人たちは戦いたくて戦っているのではありません。

この戦争を起こしたのはプーチンであり、ウクライナの国土に一方的に侵略してきたのはロシア軍です。

ウクライナの人たちは侵略者に対して、国や家族や大切なものを守る為、武器を手に取り、戦わざるを得ないのです。

 

ウクライナの人たちは戦いたくないのに武器を取って戦わざるを得ない、それなのに、なぜあのように士気を高く保ち続けることが出来るのか?

 

武器を手に取って戦わなければ、上に書いた通り、ウクライナという国もウクライナという民族もロシアの中に呑み込まれ、ロシアによって世界から完全に抹殺させられてしまうからです。

 

米国は戦争を煽るどころか、昨年夏頃からロシアの不穏な動きを察知し、NATOやウクライナに「用心しなさい」と警告し、中国を通してロシアに働きかけ、「ウクライナに対する軍事介入」をなんとか思いとどまらせようと奔走し、戦争の火種を潰そうと尽力してきました。

知り得た情報を他国に開示することは、軍事レベルを開示して敵に手の内を見せるに等しく、各国、特に非友好国に潜入している自国の情報員の命を危険に晒すに等しく、それは国にとって非常に大きなリスクを伴う行為です。

 

尽力も空しくロシアがウクライナに侵攻してしまって以降は、ウクライナ軍にロシア軍の動向をいち早く情報提供することで、米国は武器供与のみならず、情報戦の上でもウクライナ軍を支援し続けています。

 

もちろん米国には米国の損得勘定があるのも事実ですが、総じて自国を危険に晒すリスクを鑑みてもなお、ウクライナ軍の作戦の成功に多大なる寄与をし続ける米国の犠牲的行為を、私たちはもっと客観的に、正当に評価すべきです。

 

オバマ政権の時代以来、米国が無責任に放棄した「世界の警察」の役割を、今度こそ、米国が遂行し続けてくれることを願うばかりです。

 

 

ウクライナは戦争の長期化を覚悟しており、戦争の様相が明らかに変化してきた今、米国もNATOも、第三次世界大戦の回避をこのまま模索し続けるか、或いはもっと積極的にこの戦争に介入すべきか、今まさに難しい判断を迫られており、岐路に立たされています。

 

第三次世界大戦はウクライナの善戦と、ロシアに対する米国を始めとする西側諸国の綱渡り的な駆け引きで、辛うじて回避出来ているものの、既に全世界はこの戦争に巻き込まれています。

 

肥沃な黒土の大地に恵まれた世界の穀物倉庫であるウクライナが、この戦争によって農産物を育てることも収穫することも出来ずにいるからです。

ウクライナの広大な農地を含む地域が戦場と化し、多くのウクライナ人が他国へ避難し国外脱出しました。

ロシア軍はウクライナ国内に残った一般市民たちを、農地で種を蒔こうとする農家の人も含め、無差別に標的にして殺戮し、或いはロシア国内へ強制連行して連れ去っているのです。

 

 

既に世界全体は食料不足に陥り始めており、そのしわ寄せはいち早く、開発途上国の世界で最も貧しい人々を直撃していることを、グテーレス国連事務総長が指摘しました。

 

ウクライナの存亡危機

第三次世界大戦の開戦危機

食料不足の危機

資源不足の危機

物価高騰の危機

世界恐慌の危機

難民や貧困者、餓死者の増加危機

 

これらの世界的危機は全て、ロシアのウクライナに対する誤った行動によって引き起こされました。

敢えて正邪や善悪を問うならば、どちらが正でどちらが邪なのか、どちらが善でどちらが悪なのか、何も知らない無垢な子どもの目にも明らかでしょう。

 

私たち日本人は海に守られた島国に住み、他国から侵略された歴史も経験もありませんから、愚かな行為によって自ら平和を脅かすことをしてしまった第二次世界大戦は別として、黙って座っていても「平和」は常に私たちのものであり得ました。

 

その一方で、「平和」は武器を手に取って戦わなければ手に入れることが出来ないもの、という過酷な現実に取り囲まれて生きている人が世界には多くいることを、殆ど多くの人がそのような現実に身を置いているという世界の現状を、私たちはもっと知るべきです。

 

 

©Wikipedia

2001年、ウクライナ独立10周年を記念して首都キーウの独立広場に建立された独立記念碑。

この女性はスラブ神話の地母神で家の守護者でもあるBerehyniaです。

Berehyniaはウクライナ人にとって、ウクライナ民族の象徴であり、ウクライナ人女性の理想像でもあります。

女神が掲げているのはゲルダーローズ(和名ガマズミ)の枝で、ゲルダーローズはウクライナの伝統文化と非常に深い関わりがあり、ウクライナの歌や詩、刺繍などの装飾芸術のモチーフとなっています。

 

 

この女神像の記念碑の真向かいに、大天使ミカエルの記念碑が立っています。

 

 

©Travel Guia

大天使ミカエルは首都キーウの守護聖人です。

 

大天使ミカエルはこの記念碑のように、剣と盾を持つ戦士の姿で表わされます。

大天使ミカエルは戦う者たちの守護聖人とされています。

 

大天使ミカエルが首都キーウを、ウクライナを護り、勝利と正義と平和と希望をこの国にもたらして下さいますように。

 

キリストが一刻も早く、真の意味での「復活」を高らかに宣言して世界の表舞台に公に姿を現すことが出来ますように。

 

私たち1人1人の祈りと正しい行動によって、世界が一丸となって地球上に、恒久的平和を築くことが出来ますように。